スケーター向けに開発された「NIKE DUNK(ナイキ ダンク)」が人気 「NIKE SB(ナイキSB)」の魅力とは?
ローカルをリスペクトする姿勢こそが「ナイキSB」の真髄
現在は、アーティストのコラボでも人気となっている「ナイキSB」。その最たる例が、トレンドセッターとしても名高いトラヴィス・スコットなどコラボモデルだ。世界中で爆発的な人気を獲得し、レアなモデルとしてその価値も高まっている。
2021年の東京オリンピックで金メダルを獲得した堀米雄斗などリアルなスケーターのシグネチャーカラーも話題を呼んでいる。その一方で、彼らのようなアスリートだけでなく、ローカルにバックグラウンドを持っていて、ストリートからも支持されるスケーターのシグネチャーモデルも展開しているのは「ナイキSB」ならではの動きなのだ。
そんな「ナイキSB」だが、今後どのような展開を行っていくのかを鎌本さんに伺ってみた。 「アーティストやスケーターとのコラボモデルも人気ですが、『ナイキSB』で注目したいのは“ORANGE LABEL(オレンジレーベル)”です。これはスケートシーンを盛り上げてきたローカルスケートショップに敬意を表したレーベルで、地域に根差したスケートショップでしか販売されないのが特徴。事前のリーク情報も少なく突如としてショップで販売がアナウンスされることでも有名です。
その希少性も相まってスケーターのみならず、多くのスニーカーフリークの心を捉え続けています。『ナイキSB』を立ち上げた人たちの信念がそのまま受け継がれていけば、『ナイキSB』はこのまま変わらず、支持され続けると思います」 今後はアーティストやインフルエンサーとのコラボと、そしてオレンジレーベルという2軸で展開していく「ナイキSB」。地元に根付くスケートショップとのコラボレモデルを発売することでローカルのスケートショップをリスペクトする姿勢や、ストリートカルチャーを大事にするマインドこそストリートで支持され続ける所以なのだ。そうした“火”を消さないことが、ブームで終わらせないための第一歩となることを忘れてはならない。