【新馬戦総括】マディソンガール優等生な競馬 スモーキーゴッドまだ奥がある強い勝ち方
素質馬が集結した土曜京都の芝1800メートル戦を制したのはマディソンガール。外枠から無難なスタートを決め、序盤は先行2頭を見る形で好位3番手。前半5F通過63秒8のスローペースにも折り合いを欠くことはなく、前を射程圏に入れたまま直線へ。1番人気のショウヘイが一気に抜け出すも、上がり最速3F33秒0の末脚で差を詰め、残り100メートルで並びかける。最後は1馬身差で振り切った。テン良し、しまい良しの優等生な競馬。3冠牝馬リバティアイランドの半妹という血統も含め、来春が楽しみになる初陣Vだった。日曜京都の芝1400メートル戦を差し切ったランスオブカオスは鋭い切れ味が目立った。距離もマイルまでなら問題なさそう。 関東馬では日曜中山の芝2000メートル戦を制したスモーキーゴッド。逃げ切りだが、後半のラップをまとめて後続を突き放す完勝。まだ奥がありそうだ。土曜京都のダート1200メートル戦ナリノエンブレムは後続を寄せつけないスピードが光った。