那須川天心にUFCから仰天オファーも「二股はできない」…WBOチャンプ武居由樹の対戦要求「ふられた」発言には「告ってない。恋愛慣れていないのは?」と逆襲
社会貢献活動を行うアスリートを表彰する「HEROs AWARD 2024」の表彰式が16日、東京・港区のグランドハイアット東京で行われ、プロボクシングのWBOアジア・パシフィック・バンタム級王者の那須川天心(26、帝拳)が受賞した。囲み取材に応じた天心は、世界最高峰の総合格闘技団体「UFC」からオファーがあることを明かし、WBO世界同級王者の武居由樹(大橋)の対戦要求を「ふられた」発言には「そもそも告っていない。恋愛に慣れていないのでは?」と強烈なアンサーを返した。天心は、早ければ来年2月下旬にも2025年の初戦が予定されているが、元世界王者との対戦をフライング気味に示唆した。 【映像】辰吉ジュニアの壮絶失神KO負けシーン
天心が誇るべき“ベルト”を受賞した。 2017年から日本財団が主催してスタートしたアスリートの社会貢献活動を称える「HEROs AWARD」。「天心ファミリープロジェクト」と命名して2018年から始めている児童養護施設の支援活動や、能登半島地震の被害への1500万円の寄付、被災者した石川県加賀市にある大聖寺高の生徒から長文のメッセージをSNSを通じてもらい、その卒業式へサプライズ参加して交流を深めたことなどの活動が評価された。「こころの青空基金」の活動で表彰されている元東洋太平洋&日本ライト級王者の坂本博之氏(53)から記念のトロフィーを手渡され、副賞として奨励金300万円も贈られた。 「別に社会貢献と思って活動していない」というのが天心らしい。 社会貢献活動を始めたきかけは、2022年に東京ドームで5万6000人を超えるファンを集めて行われたK-1王者武尊との「THE MATCHA」。PPVでも50万人以上に視聴され「自分の存在は知られた。ここからは、プラス“こういうことをやっているんだ”とより深いかかわりをしたいと思った。ボクシング転向のタイミングもありシフトチェンジした」という。そして活動の中で伝えたいことを「今はSNSが発達したりして、自分を表に出せない人が多い。それを根本的に改善したい。“ネットやんなよ”じゃなく根本的にトラウマを抜いていくことが大事」と説明。 自らの戦いを見てもらうことを通じて訴えていきたいと真面目に力説した。 今回の同賞は、横浜DeNAの筒香嘉智、陸上の福士加代子、日本ラグビー協会選手会らも受賞した。 タキシードというフォーマルな装いで決めたパーティのテーブルで隣の席に座ったのは、サッカー界のレジェンド中田英寿氏だった。 「サッカーは見ないんですが、あの人のインタビューだけは見ていた。(メディアには)“生放送しか出ない”みたいな尖った感じがいい。ちゃんと伝えるということをやってきた人。マインドは僕と一緒だった。(僕のメディア対応も)より磨きがかかりそうで怖いですね(笑)」 現役時代はマスコミ嫌いで知られた中田氏から自己表現の仕方の本質を伝授されたという。
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