那須川天心にUFCから仰天オファーも「二股はできない」…WBOチャンプ武居由樹の対戦要求「ふられた」発言には「告ってない。恋愛慣れていないのは?」と逆襲
そしてさらに天心は衝撃の事実を明かした。 総合格闘技イベントRIZINに出場していた時代に共にイベントを支えてきて交流もある朝倉海が、今月8日の世界最高峰の総合格闘技団体「UFC」のデビュー戦でいきなりフライ級のタイトルに挑戦して失神1本負けを喫した。その際、Xに「悔しい…身体を二つ欲しい」と投稿していたが「今もオファーが来ている。ずっと。えええ?みたいな感じがあるが、それくらい注目されている」と、ボクシング転向した現在でも「UFC」からの出場オファーが届いているという仰天ニュースを暴露したのだ。 天心曰く「UFC」は「色んな選手、盛り上げなどを一番見ている」総合格闘技団体で、そのリサーチの網に“神童”はずっと引っかかっているのである。 ドジャースの大谷翔平ばりのボクシングと「UFC」の二刀流の可能性については、「世界戦も2つあったらなと多いつつ、たられば論を話すのは好きじゃないんでね。二股はできない」と完全否定した。 ただ朝倉海をUFCの舞台にまで導いた古巣RIZINのプロモーション力に「あそこまで夢と幻想を人に見せることができる、プロモーションとして優れていると実感した」という。 こういうところに目がいくのが天心の自己プロデュース能力に優れている点。 スーパーバンタム級の4団体統一王者の井上尚弥(大橋)が24日に予定していた防衛戦が挑戦者のサム・グッドマン(豪州)の目の負傷で来年1月24日に延期となり、同時にアンダーカードで予定されていた武居のV2戦も延期となったことを「大変ですね」と気にかけた天心は、こんなプランを口にした。 「24日に有明アリーナが空いてしまったのなら、なんかボクシング祭りみたいなことができないですかね?」 そこに発想がいくのが、天心が、「世界を取ってもただの王者の範疇に収まりたくない」と主張する源流なのだろう。 次に向けてすでにトレーニングも本格化している。 「前回できなかったことの繰り返しですよ。頭の位置、ジャブのタイミング、打った後のパンチの戻しのバランス…毎日、修行しています。みんな早く求めたがるが、そこへ近づくように日々やっていく」 2025年は天心のメモリアルイヤーになるのかもしれない。 (文責・本郷陽一/RONSPO、スポーツタイムズ通信社)
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