井上尚弥を挑発するアフマダリエフに米メディアが苦言「バカげているとしか言いようがない」
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)を挑発し続けるWBA同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が、海外でも冷ややかな視線を向けられている。 これまでアフマダリエフは、再三にわたって井上を挑発。14日の暫定王座決定戦でリカルド・エスピノサ(メキシコ)にKO勝利を収めた直後にもモンスターに向けて「なぜ俺を避ける?」と呼び掛けた。井上がSNSで「なんで(マーロン)タパレスに負けたやつから逃げなきゃいけないんだ」と反論すると、今度は「俺を2度も避けた。サムライなら、もはや切腹するしかない」とやり返した。 ただ、こうしたアフマダリエフの挑発的な言動は海外でも支持を得られていないようだ。米専門サイト「BOXINGNEWS24/7」は「井上尚弥はアフマダリエフを実際に避けているのだろうか? 多くのファン、専門家、そしてファイター仲間、ほとんどの人にとって、現在のパウンド・フォー・パウンドの世界最強に君臨する『モンスター』井上が誰かを避けるという考え方は、バカげているとしか言いようがない」とバッサリ。 「BOXINGNEWS24」も「日本のスター選手である井上尚弥は、タパレスに負けたムロジョンを相手に防衛戦を行う必要性はないと考えている」とした上で、アフマダリエフとともに井上を挑発したプロモーターのエディー・ハーン氏にも疑問を投げかける。 「ハーンは(14日の)試合後のインタビューで井上を説教し『ウズベキスタンのパワー』などとくだらない言葉を並べ、日本のスターはアフマダリエフと防衛戦をしなければならないと主張した。もちろん、タパレス戦で失敗したのは尚弥の責任ではない。ムロジョンがタパレス戦でやるべきことをやっていれば、問題はなかったはずだ」とズバリ指摘した。
東スポWEB