侍・井端監督「最初から決めていた。本番でもね…」 2番・小園が4安打、3番・辰己が駄目押し3ラン
◇強化試合 日本7―1チェコ(2024年11月9日 バンテリンD) 「ラグザス presents 第3回 WBSCプレミア12」に臨む野球日本代表「侍ジャパン」は9日、強化試合としてチェコと対戦し、7―1で快勝した。10日もバンテリンドームで同戦が行われる。 【写真】<日本・チェコ>7回、3ランを放った辰己(左)を迎える清宮(中)と小園(撮影・椎名 航) 1―1で迎えた6回、1死満塁から栗原の左犠飛で勝ち越すと、さらに森下の左前打で2点を勝ち越し。7回には途中出場の清宮の右中間適時二塁打、さらに辰己の右中間3ランで突き放した。 先発の高橋宏は3回4安打1失点も2四死球を与えるなど制球面に不安を残した。2番手の才木は3回完全で7奪三振、3番手の北山も2回をパーフェクトに抑えた。最後は大勢が締めた。 井端弘和監督は「今日は全員そろって初めての試合でしたし、まだ実戦1試合しかやっていない中では打線は思ったより打てたかなと思うのでちょっとホッとした」と語った。 先発の高橋宏については「ベルト付近っていうのはしっかりとらえられてるというところでは、向こうのバッターもさすがだなと思いましたし」としたが、2番手の才木からの救援陣が6回をパーフェクトに抑えたkとおに「才木投手は上を利用したり、ベルトの高さにいかなければきっちり抑えられたので。特にオーストラリア、キューバ、ドミニカ(共和国)っていうところには有効なのかなと。すぐにコーチ陣とか投手コーチが捕手に指摘して、高めをうまく使って。低めのストレートには手が出ないし、うまくいったかなと」と語った。 小園を2番、3番に辰己を据えたことには「最初から2番、3番と決めていた。いい働きしてくれた。本番でもね、彼らはどんどんいけるバッターなので、国際試合は待っていたら結果は出ない」と目を細めた。 「明日は本番まで最後の試合。本番想定して、サインも出そうかなと。ある程度きっちりとしたゲームをしたい」と井端監督は表情を引き締めた。 プレミア12の1次ラウンドは6チームずつ2組に分かれ、各組上位2チームがスーパーラウンドに進出する。日本はB組に入り、13日にバンテリンドームでオーストラリアと初戦を迎える。2戦目以降は台湾で行われ、21日からのスーパーラウンド、3位決定戦、決勝は東京ドームで行われる。