引退した元巨人・井納翔一氏ら27人が特別試合で野球人生に区切り
現役を引退し、セレモニーなどがかなわなかった元プロ野球選手による特別試合「THE LAST GAME2024」が24日、バンテリンDで行われた。元巨人の井納翔一氏(38)や高木京介氏(35)、今季で引退した元オリックスの岡田貴弘氏(T―岡田、36)ら27人が参加。それぞれの野球人生に区切りをつけた。 23年に戦力外通告を受けた高木氏は、2回を2安打無失点。球速は常時120キロ後半ながら、「家族に投げる姿を見せられてうれしかった」と笑みを浮かべた。巨人の球団職員として「これからもチームに貢献できるように頑張りたい」と意欲を見せた。 22年に引退した井納氏は、先発で1回を3安打2失点。味方の失策から1死一、三塁とされ、岡田氏に141キロ直球を右前に運ばれる先制打を許した。それでも、最速は衰え知らずの143キロをマーク。現在は巨人でアカデミーコーチを務めており「将来、プロに行ける選手を一人でも多く育てていけるように頑張りたい」と意気込んだ。 試合は石毛宏典氏と辻発彦氏が監督を務め、9イニング制で5―5の引き分け。大会アンバサダーは「くりぃむしちゅー」の上田晋也が務め、特別解説の荒木雅博氏が始球式を行った。(森下 知玲)
報知新聞社