タヒチ島で四駆に立ち乗りして「鼻吹きオヤジ」の謎を解く【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】
どうも。オーストラリア在住ライターの柳沢有紀夫です。 いや、写真にうつっている「鼻から息を出して笛を吹いているオヤジ」は私ではありません。言わなくてもわかりますね。笑 【写真18枚】「マラエ」というポリネシア人の祭祀場の様子も。パペノオの谷の景色を写真で見る けどこのお方、いい大人なのになぜソプラノリコーダーを初めて手にした小学3年生レベルの悪ふざけをしているの?…いえいえ、じつはすご~く深い話があって、それを聞いたとき私は少しウルッとしてしまいました。
【タヒチ旅vol.1】パペノオの谷に「本当のタヒチ」を探しに行く!
さて今回から紹介するのは「タヒチ」です。みなさん、「タヒチ」と聞いて何を思い浮かべますか? たぶん「水上に浮かぶバンガロー」とか「ビーチサイドのプール」ではないでしょうか。フランスの香りが漂う優雅なリゾートですよね。 もちろんそれが世界中の旅行客をタヒチにひきつける魅力でしょう。でもたくさんの島々があるんだから、それらの内陸部にもきっと「何か」があるはず!手つかずに近い大自然が残されていて、アウトドアの楽しみもたくさんあるはず! というわけで、そんな「優雅な水上バンガローでのんびり」じゃないタヒチを探す旅に出かけることにしました。そこで見つけたのが「鼻吹きオヤジ」なんですが。笑 今回まず向かったのはタヒチ島。日本からは成田空港から「エア タヒチ ヌイ」の直行便が出ていて、約11時間の旅です。タヒチ(フランス領ポリネシア)には118の島があり、その「総面積」は約440平方キロメートルで、日本最大の佐渡島のたった半分ほど。ただそれらが広範囲に点在しているため、排他的経済水域は約170万平方マイルでEU加盟国を全部合わせたよりも広いのだそうです。 もちろん無人島などもあるのですが、観光客を普通に受け入れている島々だけでも少なくとも15島あるのです。で、その中心というか唯一の国際空港があるのがタヒチ島です。「タヒチ」は島の名前でもありエリアの名前でもあるのでちょっと紛らわしいですが。 そのタヒチ島の地図がこちら。二つの島がくっついて、まるで「ひょうたん」のような形です。