Lenovo「Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9」レビュー、Core Ultra 7 258V搭載で出先での作業にも最適なノートPC
まずは、CPU性能を測るために「CINEBENCH」、「PCMark 10」、「UL Procyon Photo Editing Benchmark」を実行した結果から。
8コア8スレッドということでマルチコア性能は控えめですが、シングルコア性能は前世代(Meteor Lake)のモバイル向けハイパフォーマンスCPUに迫るスコアが出ています。PBP 17WのCPUでこの性能はなかなか驚き。Lunar Lakeのシングルスレッド性能の向上というのはこのスコアからも見て取れますね。 PCMark 10のスコアも高く、一般的な作業をしていて不満を感じることはないでしょう。UL Procyon Photo Editing Benchmarkのスコアからも、比較的クリエイティブ系の作業にも向いていることが分かります。 続いて、定番3Dベンチマーク「3DMark」、ゲームベンチマークの「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」の結果を見ていきます。
3DMarkやFFベンチマークのスコアも、内蔵GPUとしては非常に高いものとなっています。1,920×1,200の解像度で低~中設定であれば、安定して60fps以上の平均フレームレートでプレイできるかなという印象です。低画質でもいいからカジュアルにゲームを楽しめればいいという方にとっては十分なゲーム性能があります。また、ディスプレイのリフレッシュレートを120Hzにすればよりゲームはしやすくなるでしょう。 Core Ultra 7 258Vは第4世代のNPUを内蔵しており、最大47TOPSのAI処理性能を有しています。これによりCopilot+ PCのハードウェア要件を満たしていることも特徴です。ここでは、AI推論性能を測定する「UL Procyon AI Computer Vision Benchmark」を実行して性能を見ていきます。