角田裕毅の相棒リカルドは先週がF1最後だった?ローソンの契約に「今季5つのGPをドライブ」の条項か、元レッドブルドライバーも「全く同じ契約を結んでいた」
F1アゼルバイジャンGP決勝が現地9月15日に行なわれ、RBの角田裕毅が他車との接触によってダメージを負いリタイア、チームメイトのダニエル・リカルドも13位とポイント圏外でレースを終えた。後半戦いまだ入賞無しと苦しんでいるRBは予想より早くドライバーを入れ替えるかもしれない。 【画像】世界を舞台に活躍する日本人F1ドライバー、角田裕毅のオフの表情を大特集! 角田は、例年より早い今年6月に契約更新を発表し来季の残留が決まっていた一方で、カレンダーも残すところ7戦という現在もリカルドには未だ更新のニュースは出ず、昨季怪我をした自身の代役として5レースを走ったリザーブドライバーのリアム・ローソンとの交代が噂されている。 英国の専門メディア『PlanetF1』によると、レッドブルグループのヘルムート・マルコ博士がRBの2人目のドライバーについて、今週末のシンガポールGPとその翌戦、10月下旬のアメリカGPの間で発表があると明かした。これはローソンが9月中旬までに来季以降の契約をレッドブルグループと結べない限り、他チームと交渉できる、との契約条項があるためだとされている。 一方で「リカルドはF1最後のレースを終えたかもしれない」と報じたのはオランダの専門メディア『F1chronicle』だ。同メディアのリック・ウィルケルマン記者は複数の関係者から「ローソンがシンガポールGPを走る」と聞いたとした。また、「ローソンとレッドブルの契約には、今年少なくとも5つのグランプリをドライブしなければならないと書かれているようだ」と契約条項について語った。 マルコ博士の話と異なる点があり信ぴょう性に欠ける一方で、元レッドブルF1ドライバーのロバート・ドーンボスは「非常にあり得ることだ」と言及。「なぜなら、僕も全く同じ契約をレッドブルと結んでいた。そこではいくつかのレースに参加することを義務付けていたからだ。私の場合、彼らはクリスチャン・クリエンを追い出さなければならなかった」と2006年シーズン終盤の自身の経験談を根拠とした。 不振にあえぐRBは今シーズンの終了を待たずにドライバーを変更し、コンストラクターズランキング6位の死守、そして一足早い来季以降の体制づくりに着手する可能性がある。 構成●THE DIGEST編集部
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