【闘病】「なんで私が…」子宮頸部上皮内がん シングルマザーになってすぐの発覚
「恥ずかしい」「めんどくさい」と思っても、ほったらかしにしないで
編集部: 押川さん自身も医療従事者ですが、医療従事者の方に望むことはありますか? 押川さん: 私自身、今回3つのクリニックや病院の医療従事者のみなさんにお世話になりました。そして、いずれも良く対応していただけたと思います。 強いて言うなら、看護師側はいつもの日常であっても受診者側は非日常のことで緊張していることを忘れないでほしいと思いました。今回の経験は自分の看護師業務の中でも生きています。 編集部: 最後に本記事の読者向けにメッセージをお願いします。 押川さん: 私が産後にすぐ再受診という行動が取れたのは、過去に多くの患者さんから「少し変だと思ったけど様子見しちゃった」「再検査を受けるよう言われたけど、ほったらかしにしちゃった」と聞いていたからです。 「恥ずかしい」「めんどくさい」という気持ちになるのもわかりますが、後でわかっても失った時間と悪化した病状は取り戻せません。 定期健診をしっかり受け、体の違和感を放置せず、医療機関への受診をしてください。そして、何でもなければ「よかった」と安心し、問題があれば早期発見・早期対応できるようにしてくれると嬉しいです。
編集部まとめ
押川さんのように妊娠をきっかけに検査を行い、再検査を行って判明することもあります。病状が進行してからでは手遅れになる可能性もありますから、早期発見・早期治療のためにも定期健診の受診を意識するようにしましょう。
【体験者プロフィール】 押川 映子 さん 子どもと愛犬と共に暮らす40代女性。2012年に長女を出産後、産後半年頃に行った子宮頸がん検査で「子宮頸部上皮内癌」と診断される。2012年に手術を受け、その後5年間は定期的に子宮頸がん検査も受ける。現在は年2回の定期検査を受けつつ、働きながら日常生活を送っている。
【この記事の監修医師】 吉田 悠人 先生 ※先生は記事を監修した医師であり、闘病者の担当医ではありません。
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