【中国に飲みこまれる自動車産業】100年に1度の大変革期にある自動車業界の世界動向と日本の課題:おすすめ記事7選
2:<中国が巨大なEVガラパゴスに?>圧倒的なランニングコストで急成長したEV販売が鈍化した理由(2023年11月28日)
電気自動車(EV)はこのまま普及するのか、それとも壁にぶち当たって失速するのか。 この数年というもの、飽きるほど聞いた論争だ。「脱炭素は世界的な潮流であり、逆転することはない」「実際に保有すればわかるが、加速性能や乗り味、あるいはOTA(オーバー・ザ・エアー、無線によるソフトウェアアップデート)などのユーザー体験は内燃車を上回っている」「実現間近の自動運転との相性の良さ」など普及派の論を聞くと、なるほどなるほどとうなずいてしまう。 一方で、「高額なバッテリーを使うEVは割高。補助金がなければ誰も買わない」「EVの製造時に莫大なエネルギーを消費するほか、充電するための電気を作るのにも温室効果ガスを排出するのだからそもそもエコではない」「内燃車をすべてEVに置き換えるとレアメタルなどの資源が枯渇する」など、否定派の意見を聞いても説得力を感じる――。 急成長するEVに失速のきざしか?
3:<中国EVへの逆転策になるか>東芝の次世代太陽光技術が可能にする充電いらずの〝究極のエコカー〟(2023年6月21日)
「給油も充電もいらない車が街中を走る日が来るかもしれない」と聞いたら、どれほど先の未来を想像するだろうか。さらにそれが、2050年カーボンニュートラルの実現につながる技術からもたらされるとしたら─。25年の実用化に向けて東芝が開発を進める次世代型太陽光パネル「Cu2O(亜酸化銅)タンデム型PV」が描く先は、まさに〝究極のエコカー〟だ。 同パネルは軽さと耐久性に優れるためモビリティー上部へ取り付けられ、設置面積が少なくとも、世界最高水準の変換効率により無充電走行を可能にする。一般的な太陽光の変換効率は約20%程度といわれ、これは太陽の光エネルギーのうち、2割を電力に変換できることを意味する――。 次世代太陽光技術がカギ 充電いらずの〝究極のエコカー〟
4:【フォード車にテスラのプラグ】EV充電器規格シェア争いに激震 日本のCHAdeMOへの影響は?(2023年6月3日)
今年の1~3月期、ついにテスラモデルYがグローバル販売台数でトヨタカローラを抜いて世界1位となった。昨年の時点でトヨタRAV4、カローラについで3位だったが、予想を上回るトップ獲得、しかもモデル3も好調で、本格的なEV時代は着実に近づきつつある。 そんな中、衝撃のニュースが登場した。テスラは北米でも本格的に自社のEV充電ネットワークを他社のEVに開放し始めたのだが、これにフォードが提携したのである。5月26日にフォードCEOジム・ファーレイ氏とテスラCEOイーロン・マスク氏が行った発表によると、米国とカナダに1万2000基以上あるテスラのスーパーチャージャーに、フォード車オーナーはアクセス権を持ち、来年はじめからテスラのチャージ網を利用できるようになる――。 EV業界に激震、フォードとテスラが手を組んだ