【中国に飲みこまれる自動車産業】100年に1度の大変革期にある自動車業界の世界動向と日本の課題:おすすめ記事7選
自動車産業は“100年に1度”の大変革期と言われています。特に電気自動車(EV)は環境問題やエネルギー問題のほか、ランニングコストの側面からも関心が高く脚光を浴びています。 【画像】【中国に飲みこまれる自動車産業】100年に1度の大変革期にある自動車業界の世界動向と日本の課題:おすすめ記事7選 一方で世界のEV車市場は中国が席巻しており、自動車輸出台数で日本は追い抜かれてしまいました。この立場を逆転できる方法は何かないのでしょうか。日々技術革新が進む世界の自動車業界の“今”を解説し、日本の自動車産業が向かうべき道を説いた注目の記事を集めました。 国内産業の問題を提起する人気記事の中から、<EV・自動車業界>をテーマにした7本を編集部が厳選してお届けします。 <目次> 1:【原材料を掌握した蟻地獄戦略】中国製EVの市場席巻で欧州経済に打撃 日本の行方は?(2023年6月22日) 2:<中国が巨大なEVガラパゴスに?>圧倒的なランニングコストで急成長したEV販売が鈍化した理由(2023年11月28日) 3:<中国EVへの逆転策になるか>東芝の次世代太陽光技術が可能にする充電いらずの〝究極のエコカー〟(2023年6月21日) 4:【フォード車にテスラのプラグ】EV充電器規格シェア争いに激震 日本のCHAdeMOへの影響は?(2023年6月3日) 5:【マツダが示した到達点】コンセプトEV「ICONIC SP」の革新的デザインに表れる存在感(2023年10月27日) 6:【貧乏人はガソリン車に乗れ】これでは学校にも、職場にも行けない!車社会アメリカの現実と未来、EVはどうなる?(2024年6月11日) 7:〈本社の経営は旧態依然〉日本企業の多国籍化が進んでも手放しに喜べない理由、企業経営に求められる2つの課題(2024年6月14日)
1:【原材料を掌握した蟻地獄戦略】中国製EVの市場席巻で欧州経済に打撃 日本の行方は?(2023年6月22日)
欧州主要国、独英仏では、販売される乗用車の5台に1台がEVになっている。5月の世界のEV乗用車の販売台数は、100万台を超えたはずだ。 22年の世界の自動車の販売台数は約8200万台。国際エネルギー機関(IEA)によると、EV乗用車の販売台数は約1020万台。トラックなどの商用車を含めるとEV車は1050万台になり、シェアは12%を超えた。 中国と欧州の乗用車市場に米国の乗用車、SUV、ピックアップトラック市場を加えると、3市場は世界の約7割のシェアを持つ規模になる。EVのシェアが大きい中国と欧州だけで世界市場の約5割だ。 中国と欧州、世界市場の半分が積極的なEV導入に向かい、EVシェアは毎月上昇している――。 中国が仕掛けたEV蟻地獄に陥る欧州、日本の行方は