「うちの子、いざという時に弱くて…」池江璃花子選手も実践する、子どもの才能を最大限に引き出す3つのテクニック
子どもの才能を開花させるには?
「うちの子、いつも練習ではできるのに、本番になると緊張してしまって…」そんな悩みをお持ちのあなたへ。 突然実感した「小4の壁」問題。 “勉強もスポーツも両立したい”我が子のために親ができること 実は、お子さんの才能を最大限に引き出すために「イメージトレーニング」がとても大切なのだそう。 水泳の池江璃花子選手もレース前に目を閉じて、これから行われるレースの「イメージ」をするのだそう。 そこで今回は、そんな池江璃花子選手を育てた池江美由紀さんの著書『子どもの心と才能が育つ【池江式】魔法の言葉』から、“イメージトレーニングと暗示で本番に強くなる”と”第六感を鍛える”というトピックスをご紹介します。 トップアスリートも実践する、イメージトレーニングの効果や、具体的な方法とは? ※本稿は、池江美由紀著『子どもの心と才能が育つ【池江式】魔法の言葉』(PHP研究所))を一部抜粋・編集したものです。
イメージトレーニングと暗示で本番に強くなる
才能を引き出すために大切なことの一つに「イメージ」があります。 璃花子もレースの前には、じっと椅子に座って目を閉じています。おそらく、このとき、これから行われるレースのイメージをしているのだと思います。 スタートしてから、前半はどのように入り、ターンして後半はどう泳ぐのか。 そして、最後のタッチ。完璧に泳いで、記録もありありとイメージします。 頭のなかでイメージしておくと、本番でも同じように身体が動くのです。 もう一つが、「暗示」です。 「自分はできる」「絶対、大丈夫!」といった肯定的な言葉を自分自身に対してかけます。 イメージトレーニングや暗示の際、深呼吸をして呼吸を整え、脳波を整えることが大切です。 まず、目を閉じて、周囲からの刺激を遮断します。 呼吸は、4秒かけてゆっくり吸い、4秒間止めます。そして、8秒かけてゆっくりと吐きます。 就学前のお子さんなら、時間は気にせず、普通の深呼吸で結構です。 教室では「たぬきさん呼吸」といって、吸うときにおなかを狸(たぬき)のようにふくらませ、吐くときにおなかをぺしゃんこにひっこめましょう、と言っています。 ●吸うときは、きれいな空気が身体いっぱいに入ってくる(4秒)。 ●止めているときは、空気が身体じゅうをきれいにお掃除してくれる(4秒)。 ●吐くときは、汚れたものが空気と一緒に身体の外に出ていく(8秒)。 こういうことをイメージします。呼吸を整えることで、脳はアルファ波の出るリラックスした状態になります。これが本番でも、普段どおり、イメージどおりのパフォーマンスを発揮することを後押ししてくれるのです。 【ポイント】 呼吸を整え、イメージを繰り返すと、本番でもイメージどおりのパフォーマンスが発揮できる。