小池都知事定例会見7月21日(全文1)日本橋の高速道路を地下化への取り組み
東京都の小池百合子知事が21日午後2時から都庁で定例会見を行う。 【中継録画】東京・小池知事が午後2時から定例会見(2017年7月21日)
人が生きる、人が輝く重点政策方針2017を策定
小池:それではお願いします。 共同通信:7月幹事の共同通信、〓ヤマワキ 00:01:44〓です。よろしくお願いいたします。では冒頭、知事からのご発言をお願いいたします。 小池:今日、私からのご報告するポイントが4つがございます。まず来年度に向けて、いよいよシーズンが始まります。それは計画、それから予算、組織定数に関わる検討、そして調整を本格化させるというシーズンであります。そこでこのたび、これらの基本となる方針といたしまして、人が生きる、人が輝く重点政策方針2017、こちらのほうを策定いたしましたので、まずそのお知らせでございます。 まず策定と位置付けでありますけれども、都が2020年に向けた実行プランに掲げます3つのシティを実現するために、そして新しい東京をつくり上げていくため、現在は全庁を挙げまして積極的に施策を推進しているところでございます。この動きをいっそう加速化させて充実させる、それとともに喫緊の課題などを踏まえて重点的に取り組むべき分野について全庁横断的に創意工夫を凝らして、そして政策を立案していくということが必要でございます。 そこで私の目指す都政の要諦でございますけれども、人に焦点を当てた政策を大義と共感の下に展開していくといたします。やはり人の持つ活力こそが東京の課題を克服して、持続的な成長をもたらすものである。これが全ての基礎となります。この観点から、この方針には人に着目をいたしまして、妊娠、出産、そして子育てなどのライフステージに応じた政策を重点的に展開していくことを示しております。 この方針でありますけれども、政策のベストミックスによります相乗効果を狙っていきたい。そのために4つの視点に立って、さらにはこれら8つの戦略を示したところでございます。資料、ご覧いただき、〓*************00:04:07〓、結婚、妊娠、出産、子育て、これにシームレス、切れ目のないサービスを掲げておりまして、誰もが安心して子供を産み、育てることができるまち。もう当たり前なんですけれども、このこと、これができることを、できる東京ということにする。そしてみんなで子育てを応援するまち、そういう東京を目指してまいります。 その政策の方向性といたしまして、結婚、出産を希望する人への支援などを示して、右下の欄には、こんなこともあったらいいなと。さらに先を見据えたアイデアを掲載したところであります。お手元に方針の本文をお配りいたしておりますけれども、このPowerPointでは戦略2以降について、その概要をちょっとかいつまんで説明をさせていただきます。 戦略2でありますけれども、利用者ファーストの視点に立った保育サービスの魅力と質の向上といたしまして、利用者満足度の高い保育サービスの提供などを挙げまして、それから戦略3では、介護サービスや保育サービスを提供する場の整備、促進として既存のストックの有効な活用をするということを掲げております。戦略の4、こちらでは福祉サービスを支える意欲ある人材の確保、育成といたしまして、働きやすい魅力ある職場づくりの支援などを述べておりまして、そして戦略5では支えられる社会から、誰もが元気に支え合う社会を目指して、健康寿命の延伸、支え合いで高齢者の暮らしをサポートしていくことなどを挙げております。それから戦略6と7では格差と段差のないまち・東京といたしまして、誰もが夢や希望を実現する、また、まちや心のバリアフリーなどを掲げております。戦略8でありますが、未来の東京・日本を支える人づくりとして、個を大切にした教育環境の整備、そして国際社会にふさわしい人づくりなどを掲げております。 これからはこれらの8つの戦略の実現に向けまして、全庁横断的に検討を進めます。そして政策化、予算化することによりまして、具体的な展開を図ってまいります。この8つの戦略の8という数字ですけれども、ここね。これを横にしますと、もう一度いこうか。8を横にすると∞になると。かなり凝ったんですけれども。ということで、さまざまな視点から創意工夫を凝らした政策を展開するということで、東京が有している無限の可能性を引き出して、希望あふれる未来の東京を実現してまいります。