夫が単身赴任先でハマった7年間の不倫。不倫解決カウンセラー自身が「サレ妻」になったとき、妻として選んだ「最良の選択」とは
ストレスで体調不良に
この頃、陽子さんは母子家庭状態でお金もなく、一番辛かったと言います。体重は7kgも落ちて、メニエール病にもなりかけました。 「耳に響くような不快感があり、ストレスの影響だったと思います。夫に冷たい態度を取られたり、家族の前で『自分(陽子さん)とは、もう無理だ』と言われると辛かったですね。 でも、自分が辛いから家族を捨てるというのも自分勝手な話です。娘がいなかったら、別れたかもしれませんが、親としての責任があるでしょう。 私は両親がいる家庭で育ちましたが、貧乏な家庭だったので、甘えることはできませんでした。 それでも、両親が揃っているという安心感はありました。もし不倫ごときで離婚したら、将来、娘が結婚した時に、おじいちゃんとおばあちゃんがいる家族という未来を潰してしまいます。不倫が原因で別れないというのが、私の価値観です。」
福岡から大阪へ
長女が小学校に入学する時に、陽子さんは文夫さんに、「長女と一緒に大阪に引っ越したい」と言いました。しかし、文夫さんは、「それは無理だ。一緒に生活する気にもなれない」と全力で拒否したそうです。 「拒否されても、私は周りを固めていました。盆暮れ、ゴールデンウィークは、必ず大阪にいる義理の両親のところに、長女と二人で遊びに行っていたんです。すごくいい関係を築いていました。 義理の両親に、『福岡から引っ越して大阪に行く』と言ったら、すごく喜んでくれました。義理の両親にも夫の不倫について相談していました。」 ちょうど義祖父の家が空き家になっていたので、一家はそこに引っ越すことになりました。 「夫は両親には反抗しないので、無理矢理引っ越しました。女性が大阪に来ると言った時、夫は、『両親の面倒を見ているから無理だ』と嘘をつきました。私にも女性にも嘘をついていたわけです。私は、『いつまでこんなことを続けるの?』と、夫と定期的に話をしました。」 文夫さんは、大阪~広島間で遠距離不倫をしていたので、相手の女性は次第に精神を病んでいきました。 「自傷行為や自殺未遂を繰り返していたようです。でも、女性ってなかなか死にません。死ぬ死ぬ詐欺です。自分を苦しめている男性をいかにして苦しめるか、計算しているのだと思います。 苦しめると自分のことを心配してくれる。心配してくれるからどんどんエスカレートしていくのでしょう。いざ別れるとなると、『私だけが何で不幸にならないといけないの?』『あなたは家に帰るんでしょ、なんで私だけがこんな苦しい思いをしないといけないの?』と必ず言います。 そして、相手の男性を社会的に抹殺しようとしたり、奥さんにバラすと言ってみたりするのです。一番悪いのは男性ですね。」
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