夫が単身赴任先でハマった7年間の不倫。不倫解決カウンセラー自身が「サレ妻」になったとき、妻として選んだ「最良の選択」とは
一生分の試算表を作ってみた
7年にも及んだ不倫。陽子さんも平気だったわけではありません。 「何度も別れたいと思いました。別れるなら別れるで構いませんが、別れたら母親は父親役もしないといけません。 私は、営業をやる前は経理をしていたので、3年刻みで一生の試算表を書きました。娘が何歳になったらどれくらいお金がいるとか、ペットを飼ったらどれくらいかかるとか、生活費や住居代も考えるとどうなるかとか。 私が仕事をしたら、自分の給与で暮らしていけることは分かりました。失うものについても考えたのですが、私は高齢出産なので、娘との時間がなくなることに気がつきました。父親がいなくて娘を悲しませますし、メリットデメリットを天秤にかけたら馬鹿馬鹿しく思えました。 夫のお給料は少ししかなかったのですが、娘との時間を大事にできたら一番いいということに気づきました。現実的なことと心情的なこと、両方突き詰めて考え、離婚しないという選択をしたのです。」 陽子さんが離婚しなかった理由はそれだけではありません。 「心底嫌いになっていたら別れたかもしれません。でも、そこまで嫌いにはなれませんでした。家族のつながりは一つしかないので、たかが不倫ごときで潰すのも馬鹿馬鹿しい。全てが馬鹿馬鹿しいと思いました。もし、夫の借金やギャンブル、酒乱、モラハラやDVが原因なら話は別ですが、夫の場合、そういうことはなかったので続けられました。」 離婚しないと決めた陽子さん。その後、どのように再構築したのでしょうか。【後編】に続きます。
ライター/渡辺 陽
【関連記事】
- ◆つづきを読む◆夫が長年に渡る不倫。それでも「離婚しない選択」をした妻。「家庭を再構築する」したい女性に伝えたい、幸せになる方法【不倫カウンセラーの体験談】
- ◆1歳のわが子が遊んでいたおもちゃから「不倫の証拠」が見つかった! しかも、芋づる式に次々発覚。いったい何人でてくる!?
- ◆「不倫はしょせん、まやかし」0才児がいるのに、不倫相手の元に逃げた借金まみれの夫。「土日のスーパーに行くのが辛かった」残された妻の悲哀
- ◆47歳で同窓会に行ったら「元カレ巡礼」が流行っていた! 現代の『舞踏会の手帳』状態はあるある?
- ◆「発達障害者らしく生きたらいいんだ」そう思えるまでに10年。特性に合った仕事を見つけて今は幸せ