サッカーJ3に降格した鹿児島ユナイテッド、相馬直樹GM兼監督「J3優勝・J2昇格を目指す」
サッカー・J2から降格し、今季からJ3でプレーする鹿児島ユナイテッドFCは6日、鹿児島市内で記者会見を開き、新体制を発表した。新たに就任した相馬直樹GM(ゼネラルマネジャー)兼監督は「選手が生き生きできるサッカーをして、J3優勝、J2昇格を目指す」と意気込みを語った。(関理一郎) 【写真】新ユニホームを着用した選手ら
ユナイテッドは昨季、昇格を果たしたJ2で19位と低迷し、1年で降格した。今季は約20人の選手がチームを去った一方、17人の新加入選手を迎え、刷新を図った。
相馬監督は「選手が入れ替わり、大変な部分はあるが、コミュニケーションを大切にしてプラスに変えていきたい」と話した。徳重剛代表は「すばらしい選手たちが鹿児島のために戦ってくれる」と期待を込めた。
会見に参加した新加入選手たちは自らの持ち味や目標を口にした。ブラジル人で、高い身体能力を生かした守備が期待されているジョアオ選手(MF)は「チームを助けるために一生懸命プレーする」と語った。J2・モンテディオ山形から移籍した32歳の藤嶋栄介選手(GK)は「ベテランとしてチームを引っ張りたい。目の前の試合を全員で戦う」と述べた。
今季の新ユニホーム、テーマは「天文館」
今季の新ユニホームも披露された。テーマは県民に親しまれる街「天文館」。アーケードの屋根や星をモチーフにしたデザインがあしらわれている。
開幕戦は2月16日、ホームの白波スタジアム(鹿児島市)でカマタマーレ讃岐と対戦する。
4月にクラブハウス完成予定
今年で創設から11年となるユナイテッド。これまで専用練習場「ユニータ」(鹿児島市喜入町)はあったが、4月には練習場にクラブハウスが完成する予定で、練習環境は整いつつある。徳重代表は「10年で鹿児島にプロスポーツの基盤をつくった。今年は再出発の1年」と力を込める。
相馬監督は「10年かけてJ2の扉を開くことができた。今後はJ2にはね返されないように、そしてJ1の扉を開けられるように頑張りたい」と意気込んだ。