大阪府・吉村知事が定例会見5月19日(全文5)有事の発想でワクチンを早く届ける
対策本部会議は来週後半開催か
毎日放送:毎日放送の有馬と申します。来週、対策本部会議を開いて、緊急事態宣言について大阪府としての方針を決めるということですが、開催される時期は来週の後半になりますでしょうか。 吉村:今の時点で開催する時期までは決めてはいないです。今、5月31日まで緊急事態宣言ですから、1日1日、まだ感染者も非常に多いし、病床も極めて厳しい状況が続いているので、今の措置のご協力をお願いしますというような、もういろんな場面で言い続けていきたいと思います。 この感染状況も今週と来週でまた違うかもしれないし、もうこれは分からないので、予測できないですから、そこを踏まえた上で開催しますから、ちょっと来週のいつの時点というのは今の段階ではなかなかちょっと言えないです。いろんな対策も振り返ったら、あのときこうすべきとか、いろんなことが言えるんですけど、この先の数なんて誰も分からないわけで、ひょっとしたらあしたからまた右肩上がりで伸びてくるかもしれないわけですので、そういった意味ではちょっと対策会議の日もまだちょっと未定です。 毎日放送:ありがとうございます。 司会:そしたら最後、幹事社。
感染状況について教えてほしい
読売新聞:すいません、読売新聞です。感染状況について加えて最後にお聞きしたいんですけども、知事は昨日もこのあと増えてくるかも分からない。エピソードなどの報告を受けていても、まだ読めないというふうにおっしゃっていたんですけども、今、感染されている方のエピソードで、経路が不明な方も多いかと思いますが、どういうところで感染しておられる方が多いとか、聞いておられる範囲でおっしゃっていただけるところがあれば教えてください。 吉村:やはり多いのは感染経路不明が一番多いです。で、その次は家庭内感染です。で、クラスターがやっぱり所々で高齢者施設なんかではよく発生するというような状況、その傾向は変わってないというふうに思います。ただ、僕は感染しやすいって言っているのは、やっぱり第3波との比較で、マスクをちょっと外しただけの会話だとか、家庭内感染でも全員が感染する場合はあまりなかったのに、今回はものすごく家庭内で、1人おったら全員感染しやすいだとか、感染力が高まっているのは間違いないと思っていますんで、なので、どっかで常に火種っていうのは大阪では起きていると思うんですよ、やっぱり大都市だから。これが見えにくいのが大都市のやっぱり特徴かなとは思っています。 今、地方ではぐっと増えてきているところもありますけれども、これが人口が少なくなればなるほど火種って見えやすいんですよね。大阪とかそういう、東京なんかもそういう大都心っていうのは火種が見えにくい中で、ウイルスがいるのは絶対いるので、どっかで火種は絶対出てきていると。それは疫学調査とかで抑え込んでいるわけですけれども、なので、その火種がどんどん出てくるとまたこれは感染が増えてくる、火種が起きやすい、引火しやすいのが今回のウイルスの特徴だと思っているので、感染が落ち着くかどうかが正直言って分からない、これは。 これまでの既存株の判断のままでやってくださいっていう前提で抑えられるのであれば、これはこのあと減ってくるでしょうねということは、予測は付くわけですけど、やっぱり大阪、兵庫を中心にN501Yが広まって、なんとか府民の皆さん、事業者の皆さんの協力で山を抑えつつ、下げ傾向が見られると。これが感染力は強いけど、本当に収まってくるかどうかっていうのは分からないんですね。大阪以外の先行地がないので。なので、ちょっとそこは本当に予測が読みづらい中で対応する。