【新潟記念見どころ】安定感魅力のエーデルブルーメが初重賞制覇だ
重賞初挑戦だった前走のマーメイドSで2着と好走したエーデルブルーメ。逃げる軽量馬を自ら捕まえに行くという内容を考えれば負けて強しと言える。着実に地力強化も顕著。好相性の新潟で重賞奪取を目論む。出走を予定している主な有力馬は次の通り。 【写真】エーデルブルーメのこれまでの軌跡 ■9/1(日) 新潟記念(3歳以上・GIII・新潟芝2000m) これまでキャリアが15戦。1度だけ1800mを使ったが、それ以外は徹底して2000mに出走しているエーデルブルーメ(牝5、栗東・福永祐一厩舎)。成績も初戦以外は掲示板を確保と安定感は抜群。終いに切れる脚が使え、自ら動ける機動力も兼ね備えているようにレース戦法も多彩だ。新潟コースは3戦して1勝2着1回。連対を外した1度のレースも5着と内容は悪くない。前走は重賞初挑戦で2着だが、勝ち馬と4キロ差があったことを考えれば好内容だろう。ここに来て地力強化も目覚ましく、今回も勝ち負けは必至だ。鞍上は川田将雅騎手。 キャリアの浅さはネックだが、桜花賞で上がり32秒台を駆使したライトバック(牝3、栗東・茶木太樹厩舎)。オークスでも1、2着馬に次ぐ上がりを計時。思えばデビュー勝ちを収めた新潟外回り戦でも桜花賞と同じ上がり。とにかく決め手は上位で古馬との対戦でもヒケは取らない。鞍上は坂井瑠星騎手。 その他、前走の七夕賞で重賞初挑戦ながら勝利し、昨年の新潟では後の菊花賞馬ドゥレッツァに肉薄のレースをしたレッドラディエンス(牡5、栗東・友道康夫厩舎)、2走前に今回と同じ舞台だった新潟大賞典で2着、後に鳴尾記念を制したヨーホーレイクに先着したキングズパレス(牡5、美浦・戸田博文厩舎)、GIIIで良馬場なら巻き返し可能なラーグルフ(牡5、美浦・宗像義忠厩舎)、オープンでもメドが立ち、新潟コースに実績があるセレシオン(牡5、栗東・友道康夫厩舎)などが虎視眈々と上位を狙う。発走は15時45分。