「なんでママばっかり…」を回避するための“家族収納”のコツ【片付け管理チェック表付き】
どうしてママばかりが片付けに追われているの?
毎日繰り返される家事の中でも、特に片付けは多くのママを悩ませています。なぜ、ママだけが片付けの負担を背負い込んでしまうのでしょうか? 【収納事例を見る】「片付かない家」のキッチンに必ずある!? 今すぐ手放すべき3つのもの 実は、片付けは個人だけの問題ではありません。家族みんなで取り組む「チーム家事」の重要な要素なのです。 そこで今回は家事シェア専門家の三木智有さんの著書『家族全員自分で動くチーム家事』から“片付けは、チーム家事に欠かせない 仕組みづくり”というトピックをご紹介します。家事の負担を分担し、家族みんなで快適に暮らすための「家族収納」の考え方とは?
片付けは、チーム家事に欠かせない仕組みづくり
<物をしまう場所や使い方について> □自分の衣類、仕事や趣味の物をしまうための場所を十分につくる □育児グッズ(衣類やお出かけセット、医療セットなど)を共有する 物をしまう場所や使い方も、家族で家事育児を協力しあう上で欠かせない情報管理の一環です。 片付けと言うと、個人的な課題と捉えられがちですが、そうではありません。企業など組織でも「環境整備」は重要な経営戦略のひとつに位置づけられています。 なぜかと言えば、誰もが使いやすくわかりやすい環境とルールをつくることで、驚くほど業務が効率化されるから。 株式会社武蔵野は環境整備を「経営の根幹」と位置づけ徹底したことで業績を上げましたし、トヨタの5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)も有名です。 これはもちろん家庭内でも同じことが言えます。職場環境を整えることで仕事が効率化されるのと同じように、家の中を「環境整備」することで、家事育児も効率的にできるようになり、当然シェアもしやすくなります。 本書では細かな片付けの方法については触れませんが、家族が各々自立して自己管理するための収納づくりの大本の考え方をお伝えします。 単にキレイに片付ける方法を知っても、家族の誰かひとりだけが完全に把握できている収納をつくっても、家族の自立した行動にはつながりません。キレイで使いやすい収納を整える前に、まずはこれからお話しする「家族収納」の考え方を参考にしてみてください。