アジア最高額はどこ!? 代表チーム最新市場価値ランキング7位。弱体化…。高額選手が所属クラブで出られない
FIFAワールドカップ(W杯)アジア最終予選が9月から始まり、アジア各国の代表がW杯の切符をつかみ取るためしのぎを削っている。近年はアジアの選手も評価されるようになり、市場価値も全体的に増加傾向にある。今回は、アジアの代表チームの市場価値をランキング形式で紹介する。(成績は『transfermarkt』参照。※メンバーは11月シリーズ発表時点のもの)
7位:サウジアラビア代表 最新FIFAランキング:59位 総市場価値:2650万ユーロ(約42億4000万円) 最高額選手:フィラース・アル=ブライカーン(600万ユーロ/約9億6000万円) 7位には、カタールワールドカップでチームを指揮したエルヴェ・ルナールを再招聘したサウジアラビア代表がランクインした。その総市場価値は2650万ユーロ(約42億4000万円)となっている。 近年のサウジアラビア代表の苦戦は国内リーグの情勢が影響しているだろう。クリスティアーノ・ロナウドやカリム・ベンゼマら多数のスター選手が国内リーグに到来したことで、本来は主力として計算したかった代表クラスの選手の出場機会が減ってしまったのだ。 サウジアラビア代表で最も市場価値が高い600万ユーロ(約9億6000万円)を記録しているFWフィラース・アル=ブライカーン(アル・アハリ)もその一人だ。 彼の本職はストライカーだが、今夏にイングランド代表FWアイヴァン・トニーが加入したことで、サイドにポジションを追いやられており、現在国内リーグで9試合1得点1アシストと結果を残せていない。この調子が続くようであれば市場価値がダウンする可能性もあるだろう。 彼の次に高額な500万ユーロ(約8億円)を記録したDFサウド・アブドゥルハミドは、今夏にローマへ移籍して話題となった。依然として代表でのパフォーマンスは良いが、所属クラブではリーグ戦での出場機会がなく、カップ戦での出場機会も限定的だ。こちらも市場価値が下がる可能性もある。 11月の代表ウィークに向けてはエースで主将のサレム・アル・ドサリ(アル・ヒラル)が怪我で招集外となるなど、ネガティブな話題が尽きない。出場枠が増えたことでワールドカップ進出の可能性は十分にあるが、順位を争うチームに勝ち点を譲ってしまうことがあれば、出場権を逃してしまう最悪の事態に陥ってしまうかもしれない。
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