シャンプーも腐る⁉ 「使用期限切れ」の見極め方
髪を洗う頻度はどうであれ、こんな疑問を抱いたことがあるはず。シャンプーにも使用期限ってあるのかな? 簡潔に答えると、ある。シャンプーはずっと使えるものではない。 コスメ製造会社「Prime Matter Labs」の主任研究員であるジェニファー・ハーティカントは、シャンプーの使用期限を「棚の寿命(保存期間)」と表現し、棚に保管した状態で良好な品質を保てる期間のことだと説明している。「製品を開発する者として製造するうえでもっとも重要なことは、製品の安全性を確保することです」とハーティカント。「製品に配合する防腐剤が製品を守れるかどうか、しっかり検査しています」 今使っているシャンプーの見た目や香り、質感がいつもと違うと感じているなら、それはもう買い替え時かもしれない。シャンプーはどれくらい持つ? 使用期限切れのシャンプーの見分け方とは? 期限切れのシャンプーで髪を洗うとどうなるの? それではイギリス版ウィメンズから詳しく見ていこう!
シャンプーは腐るの?
Yes。シャンプーの見た目や香りの変化には注意し、シャンプーの理想的な保存期間に基づいて考慮する必要がある。
シャンプーはどれくらい持つの?
ハーティカントいわく、通常の化粧品の寿命は約2年。「研究室で実施するテストに基づくと、2年間は製品が分離したり、香りの変化や変色が起きることはないとわかっています」。また、2年以内であれば、髪の毛の修復成分の有効性も保たれるとか。「製造日から2年目までは、品質が変わることはありません」 インディアナ州の化粧品会社「Genie Supply」で調合を担当するニコール・ホーによれば、シャンプーの持ちはメーカーが行うテスト次第。彼女の研究室では、2年使える製品を製造し、約60度のオーブンの中に製品を入れて保管し、2年にわたり品質を観察しています」 「粘度、質感、色、pHを毎週測定しています」とホー。テスト実施期間の最終日まで、これらのすべての要素に変化がなければ、未開封のシャンプーの使用期限は2年と結論付けている。でも一度開封すれば、保存期間は半減する。つまり、保存期間が2年の製品であれば、ホーいわく開封後は1年以内に使い切るべき。