うちの子もバイリンガルに!…世帯年収1,300万円の40代“教育熱心”ワーママ、インターナショナルスクールに通う6歳愛息の「まさかの告白」に後悔が止まらない【AFPの助言】
息子が入学して3カ月で「学校に行きたくない」理由とは
高額な学費、親の負担、そのようなことはもちろん理解したうえでのインターナショナルスクールへの入学でしたが、有美さん夫婦は、想定外の壁にぶつかりました。 プリスクールには喜んで通っていて、英語も大好きな晴翔くんでしたが、入学して3ヵ月、「学校に行きたくない」と言い出してしまったのです。有美さんは、英語が負担なのかと考えましたが、どうやらそうではないようです。 くわしく話を聞いてみると、「ぼくはどうしてランドセルないの?」「放課後、公園で遊びたいのに友だちがいない」「給食がおいしくない」など、いくつか理由を教えてくれました。 絵本やテレビから、晴翔くんにも1年生のイメージがあったようで、それとはずいぶん違うこと、そして、アフタースクールも含めて一日中新しい、かつ英語での環境で過ごすことにも、小さな体は疲れてしまっているようでした。8月生まれの晴翔くん、スクールでは早生まれで、体も一番小さいのです。 また、当初、スクールとのやり取りや課題は、英語の得意な夫の和也さんが担当する予定でしたが、和也さんの会社では在宅勤務から出社への要請が高まり、必然的に比較的融通が利く有美さんの役割に。有美さん自身も、仕事の傍ら英語でのやり取りに疲れ気味です。 スクールの学費は月に18万円ほどで、夫婦合わせて65万円ほどの手取りのうち4分の1以上を占めます。 高額な学費、親も子も疲れ気味で、こんなにしてまで通う必要があるのだろうか……、有美さんがグローバルな部門で働く同僚に相談したところ、 「私は田舎で育ったから、留学経験もなくて。でも、将来の夢ができてから英語をがんばったの。ネイティブのように話せなくても大丈夫。大人になってからじゃ間に合わないなんてことないわ。」 といわれ、ますます悩んでいます。 今なら、公立の小学校の4月の入学式に間に合います。
まとめ
インターナショナルスクールへの進学は、子どもの可能性を広げるという意味でメリットが多いものの、学費が高額なことや、進学の選択肢を狭めるというデメリットもあります。学校教育法に基づく一条校のなかにも、帰国子女生と一緒に国際教育を受けられる学校も増えていますし、英語の学童や英語塾など選択肢はたくさんあります。 教育にはついつい無理をしてでもと、お金と労力をかけてしまいがちですが、無理をしない英語教育の方法を考えていきたいですね。 石川 亜希子 AFP
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