うちの子もバイリンガルに!…世帯年収1,300万円の40代“教育熱心”ワーママ、インターナショナルスクールに通う6歳愛息の「まさかの告白」に後悔が止まらない【AFPの助言】
インターナショナルスクールとは
インターナショナルスクールは、元々は両親の仕事の都合などで日本に暮らす外国籍の子どもたちを対象とした教育施設でしたが、グローバル化に伴い、世界で活躍できる人材が求められるようになったことで、日本人が学ぶことのできるスクールも増えています。 ただし、「一条校」と呼ばれる学校教育法に基づく「小学校、中学校、高等学校」とは明確に分けられ、インターナショナルスクールのうち一部の学校が「各種学校」という都道府県知事の認可を受けているに留まります。文部科学省「 私立各種学校一覧 」によると、令和6年4月現在、東京都で各種学校として認可を受けている学校は約100校、ここに名前のない場合は、無認可ということになります。 また、卒業資格についても注意が必要です。 たとえば、インターナショナルスクールの中学校を卒業しても、義務教育課程を履行していないと見なされ、そのままでは日本の高校へは進学できないのです。中学校卒業程度認定試験を受験し、合格したうえで、高等学校入学資格を得ることができますが、認定試験は日本語での出題となりますので、対策が必要でしょう。 インターナショナルスクールの高校卒業後も、国際バカロレアという国際的プログラムの認定校であれば、国内外の大学入学資格を得ることができますが、そうでなければ、日本の大学に進学するために高等学校卒業程度追認試験の受験が必要な場合もあります。
インターナショナルスクールに通うメリットとデメリット
インターナショナルスクールへの通うメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。 ・高い英語力が身につく ・探求型の学習により、自分の意見をしっかり持てるようになる ・グローバルな感性が養われ、視野が広がる ・海外の大学へ進学できる いずれも、子どもの将来への投資といえます。 一方、主なデメリットは ・高額な学費 ・親の負担も大きい ・日本語力が養われにくい ・卒業後の進路に注意が必要 となります。 インターナショナルスクールの学費は年間200万円以上といわれています。授業料以外にも、イベント代やスクールバス代など想定外の費用もかかるでしょう。共働きで、放課後にアフタースクールを利用すれば、年間で300万円を超える場合もあります。 文部科学省「 令和3年度子どもの学習費調査 」によれば、私立小学校に通っている場合、習い事など学校外での費用も含めた1年間の学習費が約166万円となっていることから、私立小学校と比べてもインターナショナルスクールがいかに高額であるかということがわかります。 一般的な私立校と違って、国からの補助金が制限されているということも高額な学費に影響しているでしょう。
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