大阪府・吉村知事が定例会見9月8日(全文1)感染者が多い状況で、病床も逼迫
大阪府の吉村洋文知事は8日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「10代がコロナ感染で死亡」大阪府・吉村知事が定例会見(2021年9月8日)」に対応しております。 【動画】「10代がコロナ感染で死亡」大阪府・吉村知事が定例会見(2021年9月8日) ◇ ◇
感染対策の徹底をぜひお願いしたい
司会:お待たせしました。それでは知事の定例会見を始めさせていただきます。最初に知事のほうから説明がございます。よろしくお願いいたします。 吉村:まず現在の新型コロナウイルスの感染状況ですけれども、感染自体は非常に高いところにあるというふうに思っています。病床の使用率、これも非常に逼迫している状況です。感染者数が多いという状況の中で、どうしても病床も逼迫しているというのが今の大阪の現状だと思っています。 一方で、このあと説明しますけども、この感染が少し減少傾向にあるのではないかとみられる部分もあります。ただ、これは油断できるものではありませんし、非常に数自体も、今現在でも非常に多い数ですので、お1人お1人の感染対策の徹底、これをぜひお願いしたいと思います。この減少を確実なものにしていく、そのためにもやはりお1人お1人の感染対策が一番大切ですので、ぜひそこへのご協力をよろしくお願いいたします。 まず本日現在の感染状況です。これは第5波です。で、これが第4波ですが、第5波、これまでずっと右肩上がりで上がってきてました。ここ1週間の、直近の7日間の新規陽性者数については0.84倍になっています。8月の下旬の週、ここが、最終週ですね、8月の最終週、ここをピークにして減少している可能性があるというのが今の現状です。
週の陽性率は少し減少傾向
ただこれで、このあとまた増えるかも分かりません。この先は分かりませんので確実なことは言えませんが、右肩上がりの状態には今はなっていないということです。これは府民の皆さん、事業者の皆さんのご協力のおかげだと思ってますので、ぜひそこを引き続きお願いしたいと思います。次、お願いします。 これは年代別です。陽性率と年代別新規感染者の推移についてです。まず陽性率ですが、やはりこれも同じように、現在も11%、平均で11%ですから非常に高いパーセントになっています。ただ陽性率の推移を見ましても、やはりいっとき15%ぐらいまで上がりましたが、それもちょうど8月の末ぐらいですけども、そこから下がってる、下旬から末ごろと比べると高いながらも陽性率も下がってるという現状です。 それから日々陽性率ですけど、日々陽性率も発表してますが、週の陽性率で見ていただいたほうが正確かと思います。とりわけ、きのうもそうだったと思いますけど、週のどこか一定のところで、火曜日ですかね、検査数自体が少なく発表されて陽性者が多めに発表される数字があります。あれは検査の数自体は確か、日曜日の検査の数が火曜日ですかね、火曜日に公表数字に反映されますので、いわゆる検査数が少ないときの数字が火曜日に発表されて、火曜日は月曜日の陽性者を火曜日に発表しますので、そこにちょっとずれが生じています。なので例えば陽性率20%、そこだけ見たら20%を超えて、えー、20%ってなるかもしれませんが、実態はそうではない、ちょっとここ、HER-SYS上のずれがあるので、ここはもう1週間単位で見ていただいたほうが正確だというふうに思います。それを見てもやはり少し減少傾向にあるというのが今の現状です。 そしてこちら、年代別の新規陽性者数の移動平均についてです。このブルーが20代、30代です。これもずっと毎週、定例会見で説明しているとおりですが、やはりこの20代、30代、右肩上がりで上がってきたところの層が、この8月の中旬から下旬ぐらいにかけて大きく下がってきてます。ここが顕著だというふうに思います。40代、50代がこの緑ですけど、そちらも下がってきてますし、10代も下がってきてる、全体的に下がってきてますが、この20代、30代、比較的ワクチンがまだ届いてない層が下がってるというような傾向があります。だからワクチンで下がってるのか、何で下がってるのかちょっとここはなかなか分析が難しいんですけれども、20代、30代の層が下がってきてるというのが今の現状です。この先は、申し上げたとおり分からないので、感染対策の徹底はぜひお願いしたいと思います。次、お願いします。