大阪府・吉村知事が定例会見9月8日(全文1)感染者が多い状況で、病床も逼迫
府の大規模接種センターの対象者拡充
これは滞在人口、人流についてです。緊急事態宣言でどう変わっているのかということですが、ここは4回目の緊急事態宣言、こっちが春にあった緊急事態宣言ですが、そして何もないときを100%と見立てたときですけれども、だいたい日中は20%ぐらい減少しています。夜間は30%ぐらい減少して、20%から30%ぐらい、何もやらないときよりは減少していると。まん延防止のときよりも減少している。やはり一定の緊急事態宣言の効果というのはあるんだと思っています。次、お願いします。 これは難波です。それほど大きな差異はありません。繁華街において、やはり人流は何もやらないとき、あるいはまん延防止よりも緊急事態のほうが減少している、ここはもう間違いないところだと思っています。 次です。2つ目です。ワクチンの新たな優先接種についてです。大阪府のワクチンの大規模接種センターの対象者の拡充について報告させていただきます。現在ですけれども、これまでですが、大阪府のマイドームにある大規模接種センターは1日3000人の方を対象にして、ずっとこれまで続けてきました。それにプラスアルファで毎日300人分の枠が、つくることができましたので、今は3300という枠で、その300については妊婦さんの優先枠ということを、この間発表させていただきました。 9月3日に受け付けを開始したわけで、9月6日から接種を開始していますが、妊婦さんの予約状況が100%に埋まらないという状況が続いています。これは、さまざま理由はあると思います。市町村で妊婦さんの優先接種というのも非常に広がってきていますので、市町村で受ける方がいらっしゃる。それから妊婦さん、かかりつけの先生いらっしゃる場合がほとんどですから、そこですでに受けていらっしゃる場合があると。
BMI30以上の府民を優先対象に追加
今回大阪府でも、新たな受け皿ということで、妊婦さん用の枠として、1日300人の分については妊婦さん用、またはその配偶者、パートナー用として予約受け付けを開始しましたが、100%に埋まっていません。現在の予約状況でも27%程度です。ですので、この残りの枠についてさらなる優先対象ということで、重症化リスクの高い方、とりわけBMIが高い方、BMI30以上の方を中心に、その他基礎疾患を有する方の優先接種枠にしたいと思います。 もちろん基礎疾患があられる方、ここに書いていますが、心臓病とか腎臓病、肝臓病、すでに基礎疾患をお持ちの方は、もともと優先接種の対象者の方ですから、もうすでに受けてらっしゃる方が非常に多いと思います。また、かかりつけ医をお持ちの方も非常に多いと思いますので、もう受けている方が、希望される方は受けている方がほとんどだというふうに思っています。 ただ、ごく一部なんらかの理由で受けたいけど受けられていない方はもちろん対象にしますが、併せて今回、より、われわれとしても優先対象として追加をしたいのが、BMIが高い方です。30以上の方。これは肥満度が高い方という形になります。実はワクチン上は、BMI30以上の方も基礎疾患に含まれて、優先対象に含まれています。ただ実態として病気がおありの方は病院に通われていろんな接種の機会がある場合が多いんですけども、BMIだけが高い方、若い方に多いわけですけれども、そこで病気が出てない方は、病院、かかりつけの病院がなかったりする場合も多いし、ワクチンをやっぱり受けられる機会が少ない場合も多いと思います。それでいて、重症化リスクは非常に高いです。 ですので、昨日も40代、50代、重症化リスクの高い方の、まだ打ててないそういった方っていうのを、新たな接種会場をつくる話をしましたが、趣旨はほぼ同じです。やっぱり、このワクチンで何をしたいかというと、重症化リスクの高い方に早く届けたいと思っていますので、その中でも特にBMIが高い方。できるだけワクチンを受けていただきたいと思います。そういった意味で今回は追加としまして、BMI30以上の方をはじめとして、基礎疾患を有する方を追加の対象にいたします。 予約開始日ですけども、9月の10日、今週の金曜日の4時から開始をします。もともと妊婦さんも含めて、この300の優先接種枠については、毎週金曜日の夕方に予約をして、その翌週の1週間分を対象にしていますので、これを今週の金曜日の16時から予約を開始します。そして、現実の接種は9月の12日、今週の日曜日から接種を開始いたします。11月30日までやります。毎日9時から21時までです。ワクチンはモデルナのワクチンです。