口から大量出血で119番通報、救急隊「どうせ詐病だろ?」→「え!?本当にやばい!」なぜ命に関わる「重篤な症状」が見逃されるのか?
失血性ショックの危険も
ーー一連のポストは数年前の経験談とのこと。大量に出血して朦朧とした姿を確認した後の隊員の方々の対処が的確だったことにほっとしました。 「私は接客業をしており、職業柄、普段からゆっくりしっかり伝えるクセが通報時も出てしまい、本当にやばい状態であることが伝わりにくかったのも原因だと思います。しかも、口のなかが血でいっぱいで溺れていたため、ふぁふぃふふぇほぉ…みたいな話し口調だったため、相当聞き取りにくかったと思いますし、イタズラ電話と思われても仕方なかったと思います…。 なんなら、出血量の多さもあり頭が興奮状態で、こんなに意識もハッキリしてるのにこの状況を見たら隊員の方、驚くかなぁ~!ワクワク!とさえ思っていました。案の定、到着した隊員さんが海外の反応集動画のように、大袈裟なほど目をかっぴらいて驚かれたので満足しました(笑)」 ーー到着した救急隊員は何名でしたか? 「運転手1名、隊員3名の、計4名だったと思います。すでに吐いていた血の袋をどうしようと思っていたのですが、隊員の方に1袋目を渡すと重さを計られ、出血量からいつ倒れてもおかしくないと判断されて、靴下や下着は外せるだけ外してくださいと指示を受けました。失血で心肺停止した後のことを考えて動き出してくださってたのだと思います。皆さん、本当に頼もしかったです」
謎の大量出血の原因は…?
ーー駆けつけたご家族も驚かれたのでは…? 「救急車に乗り込む際、父は後ろで荷物を持っていましたが、大量に血を吐いている私をチラチラ見てはうぷっ…となっていたので、救急車のなかでも全く頼りになりませんでした(苦笑)。あまりに血が出るものですから、走行中も車内で横たわらずに座っていたのですが、救急車は隊員が座るベンチみたいなのがあるだけで、患者が座って移動するようには出来てないようで、担架の上に座っていましたが、血をあまりに失い過ぎて、顔や手や足の皮膚の色が真っ白になりつつあり、1名の隊員さんが声がけをしてくれながら、もう1名が隣に座って腰を支えてくれて、もう1名は立って私の肩をつかみつつ、病院に着くまでずっと支えてくださいました。到着後も、『自分で歩けます』と伝えましたが、車椅子を持って来てくださり、座った途端に軽く気絶しました…。車椅子を準備してもらって良かったです」 ーー大量の出血にも関わらず痛みはなかったそうですね。原因は…? 「実はこの日、歯を治療したのですが、医師から『少し血がでるかもしれないから30分ぐらいこれ噛んどいて』と、綿のようなものを詰められました。そもそも『歯を削るだけと言ってたのに、なんで血が…?』と思いつつ帰宅すると、10分もしないうちに吹き出すように出血し始め、綿なんかじゃ教えきれないほど大量に出続けたため、あわてて洗面台に行きましたが、5cm大ほどの血の塊までドパドパ出始めたので、ビニール袋に変えました…。2時間以上は出血し続けていたと思います」