佐久間宣行「仕事も私生活も、不安になったら努力をするとき。それを繰り返すことで、人生がよりよくなっていく」
大きな話題を呼んだ著書『佐久間宣行のずるい仕事術』に続き、『ごきげんになる技術 キャリアも人間関係も好転する、ブレないメンタルの整え方』を発表した佐久間宣行さんにインタビュー! 『ゴッドタン』や『あちこちオードリー』などのテレビ番組や自身のYouTubeチャンネル『佐久間宣行のNOBROCK TV』など、数々の人気コンテンツを世に送り出す、名プロデューサーの心の中を知れるという新刊について、本人にたっぷり聞いてみた。 【写真】佐久間さんのインタビューをもっと読む!
──佐久間さんは「ネガティブでいるのは悪いことではない」ということを、章をまたいで語っています。その真意とは? 決してネガティブでいようという意味ではなくて、「ネガティブさ」を持ってないと、痛みを感じない人間になってしまうし、危険を感知しづらくなるし、自分のキャリアに対する不安も抱かなくなるから、ネガティブな気持ちとうまく付き合っていくべき、ということを語っています。「ネガティブさ」に支配されないようにと不安な気持ちになると、逆にどんどん意識してしまうので、「ネガティブな自分は常に存在していて、なくならない」という感覚で生きていく方がツラくないし健全だなと思う。「ネガティブさ」があるおかげで、努力しなきゃと思えるわけで。
例えば、僕は仕事でも私生活でも、不安になることがあると、「お、不安アラート出てきたぞ。ということは、この辺で努力しなきゃいけないな」「自分のやっていることを見直さなきゃいけない時期が来たな」と、むしろネガティブになることを嫌なものだと思わない。それを何回か繰り返すことで、不安が解消されていって、人生が改善できるって思うんですよね。そう思って暮らしていた方がいい。