せめて僕と同等の苦しみを…「パパ活女子」と「頂き女子を刑事告訴中の男性」が「紀州のドンファン事件の裁判」に託した「真逆の想い」
「無罪でよかった」と語るパパ活女子
紀州のドン・ファンの元妻が無罪判決となった。 和歌山県の資産家である「紀州のドン・ファン」こと野崎幸助さんが自宅で覚醒剤中毒で死亡した事件で、和歌山地裁は殺人罪で罪に問われていた須藤早貴被告に無罪判決を言い渡した。さらに覚醒剤取締法違反の罪でも起訴されていたが、そちらも無罪となった。 【マンガ】5200万円を相続した家族が青ざめた…税務署からの突然の“お知らせ” この判決を踏まえて、現裁判中であるパパ活女子と、頂き女子を刑事告訴中の男性に意見を聞いてみた。 「無罪でよかった」 そう肩を撫で下ろすのは、パパ活女子の鈴木まこさん(34歳・仮名)だ。彼女は1人のパパに訴えられている最中だ。“絶対に身バレさせない”ことを条件に、話を聞かせてくれた。
当事者が語るパパ活の実態とは
「ずっとフリーターでした。特にやりたいこともなく、派遣やキャバクラで適当に稼いでいました。28歳の頃だったかな? 私よりも年上で、正直冴えない容姿の子がすごくパパ活で稼いでいたんです」 鈴木さんも綺麗な黒髪に白い肌、メイクはナチュラルだが同性から見ればすぐに【自分にお金をかけている人だな】とわかる容姿をしている。 「全ておじさん受け重視(笑)。まぁ好みによりますが、すごくお金持ちのパパ…所謂太パパと言われる男性は、こういう連れ歩いてもいかにもパパ活っぽくない容姿を好む人も多い。年齢も落ち着いた30代は一定数の重要があります」 最初は2時間で1万円程度もらえるギャラ飲みに参加し、そこから交際クラブにも登録、さらにはアプリでもパパを探すようになった。 「風俗では絶対に働きたくない!と思っていたんですが、パパ活はすっごく性に合っていました。恋人ぽくして真実と嘘をうまく使い分ければ無限にお金を引き出せる、そう思っていました」 だが、定期的に会っていたパパから訴えられてしまった。一体何が原因だったのか?
無罪判決にホッとしている理由
「詳細は言えませんが、アプリで出会って私はパパ活認識でいましたが、たくさんお金を引く(もらう)ために、恋人のていで接していました。簡単に説明すると、男性側がそれを勘違いして本気にしていた、という感じです」 鈴木さんは今は無職だが、その男性には、重労働だが低所得である仕事をして、さらに実家に多額の仕送りをしているという設定で接していた。 「色々な手を使い私の素性を調べ上げて『騙されたから金を返せ』という訳です。確かに騙したけど、良い思いもさせてあげたのに‥それっておかしいんじゃないの?って」 鈴木さんのいう【いい思い】というのは、毎日のLINEに週1回のデート、たまには旅行にも出かけていたようだ。 「ドンファンみたいに月100万円ももらってないけど、そこそこもらっていました。だから私もここまで対応していたんです。それなのに急に訴えられて。大分事情が違えど、ドンファンのニュースは怖いと思いつつチェックしていました」 「私が詐欺師なら、ドンファンは性犯罪者だ」という元妻のコメントに深く共感したという鈴木さんはいう。 「セックスも旅行もお金をもらっていたからしました。確かに私は彼にすべての真実を告げていません。でも、それで今までのお金を全部返すことになったら、彼等がいいところ取りすぎませんか? 無料なら絶対にセックスしていませんもん。だから、無罪判決が出てホッとしました。無期懲役になったら“私ももう終わりだな”と思っていました」 現在は今いるパパ達と距離を取り「就職できたらいいな、と思っています」と言っていた。
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