大阪市・松井市長が定例会見8月5日(全文2)東京都は政府直轄エリアなんかな
病床の確保は東京都がやるべきでは
ただこれは、東京っていうのはやっぱり政府直轄エリアなんかなっていうのは思いますね。あれは同じことで大阪でってなってたら、吉村知事は散々たたかれるんじゃないかな。だって普通、病床の確保は東京都がやらないと駄目なんじゃないの。皆さん、吉村知事、4波のときにわれわれ、重症・中等症で非常にオーバーフローしたときに吉村さんが徹底的に批判されたし、中等症のベッドも、例えば十三なんていうのは僕の所管でやってる、要は市長所管で運営してるということになると僕も批判されたしね。今回の件で誰も小池知事は何も言われないというのは、東京都っていうのは政府直轄なんだなという、そういうふうに思いますね。 だからホテル足りないのも、ホテルもこれ、ホテル療養の部屋数確保も、これは知事と市長とわれわれでやってきてるんだから。あれ、政府関係ないんじゃないの。ホテルの部屋が足りないというの。東京都がやればええ話で。だからちょっとなんて言うかな、批判の先もずれてるんじゃないかなと思います。 朝日放送テレビ:ありがとうございます。 司会:次の質問、お受けします。NHKさん。
明確なエビデンスがあるのか
NHK:NHKの西澤と申します。百貨店のクラスターの件にちょっと戻るんですけども、先ほどお客さんから感染した可能性が高いということなんですけれども、これは何か明確なエビデンスがあったりするということなのか、それとも仮説に基づいて、あくまでそう推察されるっていうことなんですか。 松井:だから最初にエビデンスはないと言ってるでしょう。だからわれわれはやはり、当初はバックヤード、職員の皆さん、従業員の皆さんの接触の感染拡大が疑われたけれども、そちら側の疑われる根拠というのは非常に少なかったと。ほぼなかったということです。百貨店側は、感染対策は非常に厳しい対策を取られてました。 例えば従業員の皆さん、家出る前に37度以下でないと、家出る前にね。出勤前は37度以下の体温で出勤すると。今度、出勤して職場に入るときにももう一度体温を測定する。37度以下でないと職場の中に入れません。それから従業員の皆さんの休憩室、それから食事をする場所は、隔離は、隔離というか距離感は、距離はきちっと取られてたし、こういうパネルも用意をされてました。で、全ての皆さんが不織布のマスクをしているということです。 だから、そういう中であの数の皆さんが感染して、一部のエリアの売り場に固まっているということを考えると、従業員同士の感染を、従業員同士の接触等で感染が拡大したというのは考えにくいということです。 NHK:今までにこうした感染の広がり方っていうのはなかったかなと思うんですけど、百貨店に関しては。東京でもかなり多数の感染者が確認されたクラスターもあると思うんですけれども、今後例えば入場制限をするだとか、今回の事例を受けて何か対応とか対策というのは検討されているでしょうか。 松井:これは僕も保健所長にも聞いたんだけど、このウイルスは空気感染はしないという、これはもう科学的に証明されているらしいです。だからエアロゾルでの感染だと。それを防ぐためにはもうマスクを、きちっとした不織布のマスクで、鼻から口まできちっとマスクで覆うと。で、小声でしゃべる。それが対応策だというふうにいわれています。 百貨店での、なんて言うのかな、入場制限というのはどうやって人数を測るのかで難しいところあるよね。実現できるのかというところでいくとなかなか難しいと思います。日々、出入りするわけだから、お店から。だから結局イベント会場とか、それからスポーツ会場もきちっと入場制限しながら距離を取って、マスク着用を義務付けて、皆さん入場していただいているところというのはクラスターは起こっていないという、こういう事実があるということだと思います。