【101歳。ひとり暮らしの心得】イヤなことは忘れ、楽しい思い出を大事にする。すると歳を重ねた分、いい思い出が増えていく
101歳の長寿を全うした生活評論家、吉沢久子さんが綴った、毎日の小さな喜びを大切に、前向きに悔いの残らない時間を過ごす生き方。エッセイ集『101歳。ひとり暮らしの心得』(中央公論新社)から幸せな暮らし方の秘訣を紹介します。 * * * * * * * <生きていることが楽しくなる秘訣> ◆歳を重ねた分「いい思い出が増えていく」と考える 私は、イヤなことは忘れるかわりに、いい思い出や楽しい思い出は大事にしてきました。 たとえどんなにささやかなことであっても、うれしいこと、幸せだなと感じた瞬間の気持ちは、忘れないようにエッセイなどで書くようにもしてきました。 すると年齢を重ねれば重ねるほど、いい思い出の量だけがどんどん増えていきます。だから私は今も、毎日が楽しいのです。 身体が動かなくなっても、体調が悪くても、いい思い出と、訪れてくれる友人、支えてくれる身内や知人がいたら、前向きな気持ちでいられます。私はなんと幸せなんだろうと思います。
吉沢久子
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