【バンコク3泊5日旅】本場のガパオ、パッタイ... お値段以上のローカルフードをハシゴする(前編)
おしゃれな大人の旅先がソウルからバンコクに変わってきているらしい。そんなウワサを聞きつけ、タイのイメージが10年前から更新されていない37歳の編集部員が、円安時代でも気軽に満喫できる方法を思考&実践すべく「無課金トラベラー」として3泊5日の旅に出た。お金を出す価値のあることだけしか載っていないマニアックすぎる男のための保存版バンコクガイド。 【写真】バンコク3泊5日旅|本場のガパオ、パッタイ... お値段以上のローカルフードをもっと見る
ガパオライス Gapow Tapae
東京でも食べられるじゃん、なんて言ってゴメンなさい ガパオライス好きを自認していたつもりが、打ちのめされたひと皿。日本で食べるそれはつゆだくでしっとりライスのイメージ。それに対してこちらは豚肉のミンチがさらっとパラパラ、ドライな質感。そこに濃厚なアヒルの半熟卵をくずしてねっとりと絡めることで、ちょうどいいのどごしに。何よりバジル(ガパオ)の多さに驚き。どこでも食えるなんてもう言えない。
カオソーイ Hom Duan
チェンマイ出身のおばあちゃんのレシピによるほっとする優しい味。濃厚でやや辛いクリーミーなカレースープに、もちもちした平麺がよく絡み、時に上にのった揚げ麺のカリカリ食感がアクセントになる絶妙な計算に感動。日本のカレーうどんよりあっさりしていてもたれない。冷蔵庫からセルフで取り出すシンハービールとの相性は思い出すだけでもう…。
カオマンガイ Jub Jub Khao Man Gai
オーソドックスなゆでた鶏肉だけでなく、揚げ、照り焼き、ガイセープ(唐揚げのハーブ和え)、4種類の調理法で鶏を堪能できるのが魅力の屋台メシ。取材時は朝食だったのでゆでと揚げの2種盛り(฿60)にしたが、やはり一番人気は4種盛り(฿100)とのこと。カオマンガイってビール同様、ひと口目が命だと思っていた固定観念が覆されるモチッ、カリッの二重奏。
クイジャップ Nai Ek Roll Noodles
聞き慣れない臓物スープという響きに、若干ビビりながら口にするとピリッと胡椒がきいた旨味に感動する。見た目はマカロニスープ。細く丸まった米麺と、豚モツ、皮付きの揚げ豚、すべての歯ごたえが違うことでシンプルな味つけでも飽きがこない。期待値が低かったこともあり自分史上最高の「食べるスープ」に認定。行列にビビらず並んでいれば案外すぐあく。