「今までの節約の鉄則が通用しない」お金のプロが指南する円安・物価高の節約テク8条
円高に振れる兆しは見えず、物価の値上げは続く。お金に頼らず、心を豊かにする術を身につけることが、円安時代を生き抜くカギだ。 円安時代だからこその損をしない! 節約テク
ゴールド・ブランド品を売る!
「円安では、輸出産業にメリットがあります。一般家庭では関係ないと思いがちですが、円安だと、中古のブランドバッグや高級腕時計が高値で取引される傾向があります。若いころに買ったものの、タンスの中で眠っているブランド品を売るには良いタイミングなのでは」(風呂内さん) 特に日本人が丁寧に使っていた高級品は状態がよく「ジャパニーズ中古」と呼ばれ、海外から人気を集めているものもあり売りどき。また、ゴールドの価格も上昇傾向なので、金の含有量が多いゴールドのジュエリーも高値がついて売りどきだとか。断捨離もはかどりそう! 「Apple製品は持っているデバイスを売却したお金が新機種購入時の補てんになります。特にiPhoneは中古需要が高い!」(風呂内さん)
メリハリのある出費を心がける
輸入する原材料が値上がりしている“家電”も円安の煽りを受けている。 「家電本体に加えて、電気料金も大幅に上がっているので子ども部屋に設置する予定だったエアコンの購入を見送りました。夜は家族全員同じ寝室で眠り、昼間もエアコン1台で過ごすようにしています」(ぽこりんママさん) 「今あるものを大切に使い、可能な限り“今あるもの”で済ませることを心がけています。ただし、切り詰めるだけでなく、使うべきところは使う。満足度の高い消費への意識をより上げる時代です」(丸山さん) 円安は自分にとって“本当に必要な出費”を見極めるきっかけにもなるのだ。
現地通貨をやや円高のときに貯めておく
「近々外国に行く予定がある人は、為替レートを見ながら外貨預金を貯めるのもおすすめです。私は以前から、円高だと感じたタイミングでソニー銀行の外貨預金で外貨を買い足しています。Visaが付いたデビットカードである『ソニーバンクウォレット』なら、そのまま現地でのお買い物で使え、旅行時のレートよりも有利に支払える場合もあります」(風呂内さん) ただし、渡航時の為替レートが外貨購入時よりも円高になっている場合は、クレカ払いがおすすめ。為替レートをチェックしてみよう。