高校生ドラフト期待度ランキング20位-11位 木製バットで本塁打量産のスラッガー、夏準Vの速球派右腕、超高校級の遊撃手らがランクイン!
13位 小川 哲平投手(作新学院) 184センチ96キロ 右投げ右打ち 直球の威力:A 変化球:A 投球フォーム:B 制球力:A 将来性:A 指名順位:中位 将来像:菅野智之(巨人) センバツは不調だったが、夏の栃木大会では大きく改善した投球ができていた。夏は29.1回を投げて、21奪三振、自責点0の快投。横回転で開きが早かったフォームも、しっかりと実戦的な投球フォームに変化。140キロ中盤の速球をきっちりとコントロールして、スライダーを低めに集める投球が光った。夏の甲子園に進出していればもっと騒がれる投手だった。プロのローテーション入り投手になる将来が見えた投球内容だった。 12位 齋藤 大翔内野手(金沢) 181センチ76キロ 右投げ右打ち 長打力:B 巧打力:B 守備力:S 走力:B 将来性:A 指名順位:上位 将来像:今宮健太(ソフトバンク) 抜群の身体能力を活かした守備は、今年のショートの中でも一番華があるだろう。1位評価の声も多いが、打撃のインパクトに欠ける。夏の大会の打撃を何度も見直したが、1位評価と確信できるほどの強さは感じなかった。形には癖がないので、フィジカル強化で化けそうだ。 11位 堀江 正太郎投手(文星芸大付) 187センチ81キロ 右投げ右打ち 直球の威力:B 投球フォーム:A 制球力:A 変化球:S 将来性:A 指名順位:上位 将来像:才木浩人(阪神) 今年の高校生右腕では最も変化球がよい投手。130キロ後半のカットボール、フォーク、120キロ台のチェンジアップは打者の手元で鋭く変化し、栃木大会では18回を投げて、31奪三振、防御率0.50と持ち味を発揮した。変化球で空振りを奪える投手で、安定した投球が期待できる。ただ物足りなさを感じたのはストレートの球威で、最速147キロを計測していたが、力強さが足りなかった。それでも投球フォームは実戦的で、投球の引き出しも広く、187センチと長身で伸びしろもたっぷり。将来のローテーション候補としてしっかりと育てたい。夏の大会での投球は上位指名のインパクトがあった。