料理家が「本当に愛用している」フライパンと鍋。目玉焼きはカリカリ、美しさに一目ぼれ
お気に入りのキッチン用品を使うと、毎日の料理づくりが楽しい時間に! 料理家や料理を仕事にする方々に、愛用している「フライパン」と「鍋」について聞きました。ぜひ参考にしてみて。 【写真】銅製の卵焼き器で外パリッ、中ふんわり
Turkの鉄フライパン(16cm)
ドイツの老舗メーカーの鉄フライパンは、少し重いのでコンパクトサイズがなかなか便利。 「蓄熱性があり、肉を焼くと表面は焼き色が香ばしく、内側はしっとりジューシーに。目玉焼きもカリカリに焼けますよ」(料理家・小堀紀代美さん)
WESTSIDE33の卵焼き器
京都の鍛金工房でつくられる道具は、すべてが手づくり。 「15年以上前に使いながら育てていけるものをと購入。母に『卵焼きは繊細な料理だから、においが移らないように』と教わったので、これは卵焼き専用です」(フードユニット・オカズデザインさん)
成田理俊(たかよし)さんの鉄フライパン(20cm、27cm)
「鉄製のものが欲しいと思っていたときに出合い、その美しさにひかれた」というフライパン。 「見た目がスマートで、つるしても圧迫感がありません。鉄にしては軽く、持ち手も熱くなりにくいので、日々の調理で活躍しています」(料理家・こてらみやさん)
工房アイザワの卵焼き器
幅9cmほどの小ぶりな卵焼き器は、手軽に使えて便利なサイズ。 「銅製の卵焼き器は、熱伝導がよく、保温性も高い。表面はパリッと、中はふんわりとした仕上がりになるので、焼くたびにうれしくなります」(料理家・スパロウ圭子さん)
ストウブのココットラウンド(13cm)
重さのあるほうろう鍋は、小ぶりなものを愛用。 「料理の師匠から譲ってもらったもので、大切に使っています。夫と2人分のスープをつくるときは、いつもこれです」(料理家・スパロウ圭子さん)
WESTSIDE33の行平鍋(17cm、20cm)
手づくりだからこそ肌になじむ、アルミ製の行平鍋。 「つくりのよさとデザイン、価格のバランスが決め手になりました」(木工作家・うだまさしさん、ゆかさん)。 柄に穴をあけ、つるせるようにアレンジ。
マトファー社の銅鍋(25cm、30cm)
フランス、マトファー社の銅鍋。 「ジャムボウルと呼ばれるもの。火のまわりがよく、均一に煮上がるので、強火でさっと仕上げる私がよくつくるジャムにもぴったりです」(料理家・スパロウ圭子さん)
中国生まれの土鍋
素朴な表情の砂鍋(サーコー)と呼ばれる土鍋は、内側だけ釉ゆう薬やくがかかり、外側は素焼き。 「麻婆豆腐をつくって熱々のまま食卓へ。本場の雰囲気を楽しめます」(料理家・口尾麻美さん)
ESSEonline編集部