かんぽ生保問題 日本郵政社長らが辞任会見(全文5完)あのとき調査に動いていれば
本人が辞めたからそれでいいのか
記者1:鈴木も退いたんだからという、長門さんらしくない、ロジックのない言葉を聞いて僕は驚いたんですが、やはり何が起きてどういうことがあったのか、少なくとも総務省のほうでは次官が辞めてるんですよ。それに対して日本郵政のほうではなんの説明もなく、なんの判断もなく、そして本人が辞めたからいいじゃないかというのでは、ガバナンスは成り立たないんではないかと思いますが、この点はもういいじゃないか、ですか、相変わらず。 長門:2点申し上げます。総務省は次官が辞めたんだと。私どもも鈴木上級副社長が辞めたんです。そういう意味ではイーブンと。次官のほうが偉いと、副社長のほうが偉くないということかもしれませんけども、これがまず1つ。 2つ目。これは相手のあることですので、うかつなことを申し上げられないので、気を付けて発言をしておりますけれども、当然この報道が二十日の夕方されて、私どもは鈴木にヒアリングをしました。それではしっかり担保されないと思ったので、追加的に弁護士の方を第三者に雇ってうそ偽りなく、今日コンプライアンス担当の稲沢がそこに行ってお願いをする段取りになっておりましたけれども、つい近々、鈴木上級副社長も辞めるというので止めたのもうそ偽りない事実です。 3点目に、直後、当然ながらわれわれでヒアリングをしました。彼はそんなひどいことをしていないというのが回答でした。それからわれわれのオブザベーションもございます。ものすごい秘密を彼が得たというオブザベーションを僕らはまったく持っておりません。上級副社長とわれわれですから、しょっちゅう経営会議等で会うんですね。お互いに情報交換しますけれども、鈴木次官がさと、こんなことを言っててこんなことだぜと、大変なことだと、われわれの対応を変えなきゃいけないとかっていうような会話はまったく、ただの一度も聞いておりません。というので。 記者1:そういうことを説明するのが。 長門:いや、だから、それを言おうと思ったんですけれども、先ほどの朝日の方はいっぱい質問があってNHK問題もあったので途中で切れちゃったかもしれませんけども、これがわれわれの、うそ偽りのない、今までの行動でございます。 司会:大変ありがとうございます。お時間もかなり押しておりますので、以上で大変申し訳ございません、会見のほうは終了とさせていただきたいと思います。それでは本日、これにて3社長の会見を終了とさせていただきます。ありがとうございました。 大変ありがとうございました。このあと関係各社の担当者がこの場にてご質問をお受けいたしますので、皆さまどうぞご活用ください。前のほうに。 (完)【書き起こし】かんぽ生保問題 日本郵政社長らが辞任会見