佳子さまが30歳に「誰もが安心して暮らせる社会に」被災地や障害者に寄せる思い 誕生日迎え1年を振り返る【全文】
11月
神奈川県川崎市で開催された「令和6年度全国都市緑化祭」に出席され、富士見公園につくられた様々な庭園や壁面緑化をご覧になり、記念式典にてお言葉を述べられ、記念植樹をなさいました。 続いて生田緑地にいらっしゃり、「ばら苑」では、香りの良いばらを楽しまれ、「日本民家園」では、歴史ある家屋を見学されるとともに、民具の製作や民家の維持、茶道、華道に取り組む方々と交流されました。 「かわさき宙と緑の科学館」では、ここでプラネタリウムの仕組みを学んだ方が製作に携わった貴重なプラネタリウムをご覧になり、「藤子・F・不二雄ミュージアム」では、ご自身にとっても懐かしいドラえもんの世界を味わわれました。また、ご訪問を通して、ボランティアや地域の方々の活躍をお感じになったと伺いました。 11月15日に、崇仁親王妃百合子殿下が薨去されました。 内親王殿下が小学生のころ、三笠宮邸にご挨拶に伺った際に、緊張されている内親王殿下にとても優しく接してくださったことなど、お小さいころから度々にお会いになった時のできごとが懐かしく思い出され、寂しく思われたと伺いました。 そして、深い感謝の気持ちをお持ちになりながら、哀悼の意を表されました。
12月
みどり豊かなまちづくりの取組を進める催しである「第7回みどりの『わ』交流のつどい-都市の緑三賞表彰式-」にご出席になり、その後、受賞者と交流されました。 学生が主体となり企業などと連携して生物多様性の保全に成果を上げてきた活動、年齢や障害の有無などを越えて人々がともに過ごすお庭を作るプラン、地面から屋上にかけて立体的なみどりを育て季節を感じる空間を作り出す技術など、様々な活動について興味深くお聞きになり、多岐にわたる分野の参加者が経験を伝え合うことの意義もお感じになりました。 以上、ご様子の一部をご紹介しましたが、このほかにも、海外から来られた方々とお会いになったこと、展覧会をご覧になったことなどがありました。 内親王殿下は、この1年間を通して、お会いになった方々、お迎えくださった方々、催しの準備に当たられた方々、様々な形で支えてくださった方々や心を寄せてくださった方々へ、感謝の気持ちを持ち続けていらっしゃいます。
プライムオンライン編集部