どうなる?新庄剛志氏の大晦日RIZIN参戦…「何も考えていない」と「参戦確率は50%以上」の2つの発言を読み解く
総合格闘技イベントの「RIZIN.26」が大晦日にさいたまスーパーアリーナで約1万人規模の観客動員で開催されることが13日、都内のホテルで発表され、榊原信行CEOは、14年ぶりにプロ野球の現役復帰を目指している新庄剛志氏(48)の参戦計画があることを明らかにした。すでに本人と直接交渉も行われ、榊原CEOは「参戦確率は50%以上」と断言していたが、本人はSNSで「何も考えていない」と参戦否定とも取れるコメントを発信した。新庄氏は12月7日に非公開で行われるプロ野球12球団トライアウトへの参加を最大目標にしており、RIZIN参戦の行方は、その結果次第となりそうなのだが…やっぱり新庄氏は宇宙人?!
「本気で口説いている」
新型コロナに負けまいと5年連続の大晦日開催が決定した「RIZIN.26」のメインは、「格闘界の歴史に残る世紀の一戦」と謳われたRIZINバンタム級王者の朝倉海と前RIZINバンタム級&前ベラトールバンタム級王者の堀口恭司の1年4か月越しのリベンジマッチである。当日は午後6時からフジテレビ系列でのライブ中継が決定。”お化け番組”の紅白歌合戦に視聴率で対抗するためには他にも魅力的なカードを用意する必要があり、団体トップの榊原CEOは、こう意欲を示した。 「視聴率を取りたいし、このカードを見ずして年は越せない、というカードをずらっと15試合並べる。全力でお茶の間、世間と格闘技で勝負したい。最高の感動と興奮を届ける。その中には、箸休めとは言わないが、笑いが起きるような話題性のあるカードの可能性もみいだしていきたい。オリンピアンの選手とか、バラエティ豊かにエンターテイメントとして見応えのあるものをラインナップしたい」 そこで急浮上した最大の異色カードが元日ハム、阪神、メジャーリーガー、新庄氏の参戦だ。 「本気で口説いている」とオファーの事実を明かした榊原CEOは、先日、直接、話し合いの場を持った。 「興味を持っていた。やってみたいという思いを持ってくれている」(榊原CEO)と新庄氏は強い参戦意欲を示したという。9月27日にさいたまスーパーアリーナで行われた「RIZIN.24」は、リングサイドで視察。場内のスクリーンに新庄氏の姿が映ると、会場からは、どよめきが起きていた。 「凄い体をしている50歳(実際は48歳)。ある意味化けモノ。そのポテンシャルと、肉体的な凄さを繰り出してもらえれば、エンターテイナーとしては最高」 榊原CEOは新庄氏の持つ格闘家としての可能性を高く評価している。