どうなる?新庄剛志氏の大晦日RIZIN参戦…「何も考えていない」と「参戦確率は50%以上」の2つの発言を読み解く
新庄氏は「RIZINに出ない」とは書いていない。 つまり新庄氏のRIZIN参戦は消滅したわけではなく、今回のSNS発信は、現在は、トライアウトで最高のパフォーマンスを見せるための準備に全力投球している状況を説明しただけとも受け取ることができる。トライアウトの結果次第、つまり、どこの球団からも声がかからなければ、緊急参戦が決定しても不思議ではないのかもしれない。 ある球団の編成担当に新庄氏のNPB復帰の可能性を聞いてみたことがあるが、「トライアウトで、どんなパフォーマンスを見せるか見てみたいが、48歳で14年間も野球をやっていない選手を獲得する球団は常識で言えばないでしょう。今は、どの球団も生え抜きの若手の育成がテーマとされていて、人寄せパンダ的な選手を獲得する時代でもない。新庄自身のパフォーマンスショーで終わるんじゃないですか」という厳しい意見だった。 新庄氏がトライアウトで認められNPB復帰を果たすのは奇跡に近い確率。かといって、どこからも声がかからないことがわかった時点からの突貫トレーニングで果たして大晦日のリングに上がれるかどうかも微妙だろう。ただ榊原CEOが言うように、新庄氏には並外れた肉体のポテンシャルがある。エキシビジョンマッチ的なものであれば参戦も不可能ではないのかもしれない。まずは新庄氏が「自分と戦っている」というプロ野球トライアウトの行方を見守ることにしよう。宇宙人の未来は誰にも読めないのである。