どうなる?新庄剛志氏の大晦日RIZIN参戦…「何も考えていない」と「参戦確率は50%以上」の2つの発言を読み解く
新庄氏は2006年限りで日ハムのユニホームを脱いだが、その後も、現役時代にスーパーマンとも称された肉体は維持しており、昨年11月のプロ野球復帰宣言以来、さらに磨きをかけられた肉体は、8パックのバキバキの腹筋に代表されるように、まるで格闘家のそれ。加えてズバ抜けた運動センスがあるのだから、ちょっとした手ほどきを受ければ、立派なファイターに変貌を遂げても不思議ではない。 ――参戦の可能性は何パーセントですか? ストレートに聞くと榊原CEOは「5割以上はある」と断言した。 すでに対戦候補も複数リストアップ。「相手について今はあまり言えないが、何人かなんとなく(頭の中に)ある」と榊原CEO。新庄氏自身は、以前、東スポにRIZIN参戦プランが報じられた際にSNSで反応。「顔面無しルール」で、元K-1戦士の皇治、K-1のスーパーウエルター級王者である木村“フィリップ“ミノルとの試合を熱望していた。特別ルールのエキシビジョンマッチの色合いが濃い試合になるのだろうが、新庄氏なら何をしでかすかわからない。誰が相手でもビックリ箱的な話題のカードになるのは間違いない。 榊原CEOは、2年前にRIZINで実現したボブ・サップvs元十両・大砂嵐のカードに新庄の参戦を重ねたが、かつて格闘界では、タレントのボビー・オロゴンが、元横綱の曙や、ボブ・サップに挑戦した試合や、俳優の金子賢がリングに上がる異色カードもあった。大晦日決戦というお祭りイベントには必要な“色物マッチ”である。 だが、榊原CEOが新庄参戦計画をメディアに明かした、その数時間後に新庄氏が、意外な行動に出た。自身のインスタで、突然、「RIZIN参戦について!!今 トライアウトプロ野球復帰に向けて、自分と戦っている!!それ以外は何も考えていない!!」と投稿。RIZIN大晦日大会への参戦を否定したとも取れる注目コメントを発信したのである。 “宇宙人”新庄氏の言動の予測は不可能だが、実は、榊原CEOも、「トライアウトの結果いかんで」と、RIZIN参戦の条件に12月7日に非公開で開催されるプロ野球12球団トライアウトの結果があることも明らかにしていた。 榊原CEOが、新庄氏参戦をぶちあげたことは、単なる話題作りではなく、新庄氏の「“今”それ(トライアウト)以外は何も考えていない」という発言も、また真実なのである。