福岡工大城東がインターハイに続く全国切符 「絶対にベスト4以上を」【春高バレー福岡県大会女子決勝】
◆全日本バレーボール高校選手権(春高バレー)福岡県大会女子決勝 福岡工大城東3―2福岡女学院(9日、照葉積水ハウスアリーナ) ■引退表明の古賀紗理那が同僚たちと〝思い出〟ショット【写真】 福岡工大城東が5月の全国高校総体(インターハイ)福岡県予選に続いて決勝で福岡女学院を破り、2年ぶり3度目の春高バレー出場を決めた。 福岡でしのぎを削るライバル同士の決戦は、一進一退の攻防の末にフルセットにもつれ込んだ。最終セットでは福岡工大城東がリードを許しながら中盤からの4連続ポイントで逆転に成功すると、終盤にも3連続得点を挙げ、追いすがる福岡女学院を15―11でかわした。 この日は絶対的エースのアウトサイドヒッター和田実久(3年)が強烈なアタックで相手ブロックを突き破り、井上咲希(2年)や山田夏綺(同)、飼鶴丸芽生(1年)ら下級生のアウトサイドヒッターも躍動。リベロの柚木菜摘(3年)も縦横無尽にコートを駆け回ってチームを鼓舞した。柚木は「勝った瞬間は言葉に表せないぐらいうれしい気持ちでいっぱいだった。今年のインターハイはベスト16で終わっているので、春高バレーではベスト4以上を絶対につかみたい」と満面に笑みを浮かべながら語った。 本大会では、初勝利と上位進出が目標。葛西廣紀監督は「チームの総合力で準決勝まで残り、センターコートで勝負したい」と、高みへの意欲をみなぎらせた。(山崎清文) 【#OTTOバレー情報】
西日本新聞社