大関大の里「内容ある稽古できた」佐渡ケ嶽部屋に出稽古、琴桜と連続14番取って勝ち越し
大相撲の大関大の里(24=二所ノ関)が7日、松戸市の佐渡ケ嶽部屋に出稽古に訪れ、大関琴桜(27=佐渡ケ嶽)との三番稽古で連続14番相撲を取って8勝6敗と勝ち越した。 両大関による迫力あふれる稽古で、大の里はいきなり5連勝。立ち合いで激しくぶつかって一気に前に出たかと思えば、長い相撲を際どく制するなど激しい攻防が繰り広げられた。琴桜のエンジンがかかった終盤は4連敗を喫したものの、先輩大関に白星先行で稽古を終えた。 同じく出稽古に来ていた王鵬、隆の勝とも胸を合わせるなど、この日は22番を取った。「番数がすべてではないけれど、内容ある稽古ができた」と充実した表情を浮かべた。 前日の横綱審議委員会(横審)による稽古総見では横綱照ノ富士と相撲を取り、4勝3敗と勝ち越した。大関として2場所目を迎える中で、狙うは自身3度目の賜杯。「体の状態はいい。体調管理に気をつけていきたい。また明日から考えてやっていきたい」と気合を入れ直した。