【漫画】「SNSで見た紅葉となんか違う…」と感じがちな昨今。でも自らの足で登った先から眺める山々の彩りは、それとまた<別物>なのです
『レジャー白書2022』によれば、登山の参加人口は440万人(21年度)。一時のブームから落ち着きを見せたとは言え、今もたいへん多くの方が楽しんでいます。一方、登山を通じて遭遇した出来事や気づいたこと、”あるある”などをブログで発信し、人気を博しているのが主婦のたまごさん。今回のテーマは「紅葉」です。 【最終コマ】でも現地に来ればやっぱり… * * * * * * * ◆紅葉の季節 11月に入り、紅葉の季節となりました。 この時期になると、テレビやSNSを通じて、色鮮やかな秋の山々の風景がたくさん流れてきますよね。 それを見ると、私も… 「紅く染まった山を自分の目で見たい!」 と居ても立っても居られなくなり、「紅葉スポット」とされる山へ登りに行きます。
◆思ってたのと違う… 過去には、赤や黄色に染まった葉が、日差しを浴びてキラキラと輝く登山道を歩いてウットリしたり、赤く染まった木々の間を進むうち、まるで紅葉のトンネルを歩いている気分に…なんて登山もありました。 特に、紅葉で有名な涸沢では、目の前に広がる紅葉と、朝焼けに染まったカールのそれぞれが醸し出す赤色の組み合わせに、大変感動した覚えがあります。 しかし中には、実際に目にして 「あれ? なんか思ってたのと違う…」 と感じる山もしばしば。 そもそもですが、今の登山では、本やネットを通じて、登る前に景色や行程をチェックするのが半ば当たり前になっています。 その際に見る写真の多くはとても華やかで、赤や黄色が輝くような色合い。しかし、いざ現地で目にすると、どう見てもくすんだ黄色や重たい赤色だったり…。
◆やっぱりイイじゃん! でもよくよく考えれば、それは当たり前のことでもあり。 雑誌に掲載、もしくはSNSにあげられた写真の多くは、撮影時に補正がかけられたものや、もっとも映えるタイミングを狙い、プロの技術を駆使して撮影されたものばかり。画面越しの紅葉がきれいなのは当然かもしれません。 ですが…。 くすんだ紅葉だろうと、現地で見ると 「これはこれで、やっぱりイイじゃん!」 と思えてくるのが「登山」であるのも間違いありません。
◆写真では味わえない魅力 冬手前特有のチョット冷たい空気。それを吸いながら自分の足で登り、息を切らして着いた場所から見る紅葉。 そこには写真では味わえない特別な魅力があります。 きっと現地での風景と自分の体験が重なることで、画面を通じて感じる以上の美しさや感動を得られるのでしょうね。 さて、11月に入っても低山の紅葉はまだまだこれから。そして紅葉目当てで登りたい山が私には沢山! 紅葉情報や天気予報とにらめっこする日々がしばらく続きそうです。
たまご
【関連記事】
- 【漫画】<登山の基本ルール>狭い山道で譲り合う際、あなたは山側で待つ?それとも谷側?間違えたために起きたまさかの事態とは…
- ヤマザキマリ「なぜ外国人旅行客はTシャツ短パン姿なのか」と問われ、あるイタリア人教師を思い出す。観光客ばかりナンパする彼が言っていた「愚痴」とは
- 【漫画】登山と切っても切り離せない<トイレ>。どうしようもなくなった時の最終手段は…お花摘み?対策をチェック!
- 【漫画】「山頂に着いたぞ!」で終わらないのが登山の大変なところで…中高年登山者こそ<下山>をゆったり楽しむべし
- 【漫画】登山後に足首が消え、パンパンに膨れあがる私の足。バクバク食べていたからと言っても決して太ったんじゃありません!