【50代女子・茨城旅】ひとり旅にちょうどいい。「いば旅」で水戸の魅力、新鮮、発見!
水戸芸術館へ寄って、ちょうどいい1泊2日の旅
「最後に、水戸芸術館へ。亡くなるまで小澤征爾氏が館長を務めていた水戸の文化の発信基地。磯崎新氏の設計によるシンボリックな建物でも知られています。 小澤征爾さんを総監督に迎えた専属楽団『水戸室内管弦楽団(MCO)』の定期演奏会も行われていたので、思い出の写真がたくさん飾られていました。さまざまなコンサートもあり(4月の矢野顕子さんが気になります!)、それを目当てに水戸に来るのもいいな、と。 帰路は、駅構内、改札からすぐの『いばらき地酒バー水戸』へ。コイン1枚で茨城中の地酒が飲める?いや試せます。おちょこ1杯を2種類、いただきました。かなり楽しいので、時間に余裕をもって駅へ行きましょう。 ほろよいで特急ひたちに乗るつもりが、いざ席に着いたら、まあまあ酔っぱらってるな私、と気がつきました。品川到着時間の10分前に目覚ましアラームをセットして、リラックス。奮発して帰りはグリーン(3250円、えきねっとで予約)にしてよかった。 きれいな街をのんびり歩いてまわり、カウンターで最高のそば、初のオーセンティックバーへ行き、川と湖の間を走り、アートからの地酒で〆る。なんともちょうどいい、よい加減の1泊2日の旅。水戸黄門さま、よき旅をありがとうございました。また気楽に来ます♪ 5回の連載、お読みいただいてありがとうございました。旅のお供になれますように」
山脇りこさん テレビ、雑誌、WEB、でモダンなエッセンスを加えた家庭料理を伝える。「明日から料理上手」(小学館)など著書多数。最新刊は「きょうの料理ビギナーズ」での連載をまとめた『50歳から始める、大人のレンジ料理』(NHK出版)。 2023年3月に刊行された書下ろし旅エッセイ『50歳からのごきげんひとり旅』(大和書房)は半年で11万部を超えるベストセラーに。台北のガイドブックなど、台湾3部作もある。集英社では、OurAge「鍋・保存袋・ボウル1つで簡単! ONEレシピ 」の連載以外に、『よみタイ』での連載「わたしとふたりで旅をする~京都・大阪・神戸 西の都のものがたり」も開始に。