【50代女子・茨城旅】ひとり旅にちょうどいい。「いば旅」で水戸の魅力、新鮮、発見!
そばの名産地、モダンな店内で
「やや歴女気味なため、じっくり見て、勝手にいろいろ考えて、不覚にもランチを忘れて歩き回ってしまいました。 そこで、早めに夕飯、と、口開けの5時に『手打ちそば にのまえ』さんへ。まだ他のお客さんがいなくて気後れしません。ジャズがかすかに流れるカウンターで、常陸秋そばをいただきます。 メニューには、『常陸秋そばの最高峰、赤士町(常陸太田市 旧金砂郷村)産、限定20食』とあり、もちろんこれに。赤土町は、香り高く濃厚な味のそばの生産地として全国的に有名なところなのだそう。しかし高齢化で生産者さんが減ってしまい、こちらでは知己をたどり、特別に赤土町で育ててもらったそばを、この店で粗く挽き、十割で打っているそうです。 『もりそば』は、いわゆるしょうゆベースのコクのあるつゆ、もう一つの『すけもり』はこの店独自の黄金色のだしが利いた澄んだつゆ。これがよく合いました。そして、そばがとにかくうまし。香りも食感も、口内で景色がひろがるような余韻もある。名だたるそばの産地に一歩も引けを取らないそばのうまさに唸りました。 カウンターと調理場をゆるく仕切る御簾の向こうに見えた鍋が、全て新品に見えるほど、ピカピカに磨かれていたことを付け加えておきたいと思います。 そして、冒頭のバーへ、いざ!」
人生ベスト3の朝ランコース、湖と川のあいだ
「朝、水戸の駅からすぐの桜川を走る、これは私の水戸の楽しみのひとつです。桜並木をしばらくすすむと、左手に湖が登場します。このあと偕楽園辺りまで、右に川、左に湖の稀有な道を走れるのです。この湖が偕楽園から見下ろしたあの千波湖。こんな都会のほぼ駅前に、湖がっ!とはじめは驚きました。 春には満開の桜の下、川沿いを走り、千波湖が見えてきたら、様々な花が咲く湖沿いをぐるっと回ることもできます。右手前方には、偕楽園。こんなコースあり?もちろんお散歩も最高です」
「そして朝のコーヒーは、旧議事堂へ。旧茨城県庁横の旧茨城県議会が、ほぼ建物の内外装を残したまま、県立図書館になっています。その1階に星乃珈琲店(茨城県立図書館店)があるのです。 ここ、趣のある建物を上手に残した素晴らしきリノベーション物件!県議会が行われていた議事堂もほぼそのまま閲覧室に。御覧の通り、議会がイメージできる並びのママです。上階には、梅並木が見える席もありました。 駅に近い一等地にあった県庁は、まあまあ離れたところへ移転し、趣のある建物はそのまま残し、芝生広場や図書館など憩いの場を作ったのですね、大正解な気がします」