小池都知事が臨時会見12月17日(全文3完)無自覚な陽性者が来ることは起こり得る
クラスターはやはり追っていくべき
小池:先ほどのクラスターの件でありますが、先日、番組でご一緒した先生が、もうクラスターを追うのは無理だといったようなニュアンスのことをおっしゃったのでびっくりしました。私はこの東京で今起こっているさまざまな事象の中で、やはり院内感染や特養など、高齢者が多くおられるところについては、やはりそれが重症化につながり、また、死を招くという危険性が高いことから、これらのクラスターについてはやはり追っていくべきだというふうに思っております。 そしてまた、この検査を行うことによって無症状の方がかなり見つかっているわけですね。それによって、その方々の行動について一定期間、日常から離れていただくことによって、それ以上増やさないということにもつながっていますし、より多くの検査を行うというのも有効な手段だというふうに考えておりますので、また専門家の先生方のさまざまなアドバイスも伺いながら進めていくと。両面から進める必要があるというふうに思います。 その際、トレーサーの方々もまた新たに加わっていただいて、公募しまして、今、ご登録いただいています。そうやってできるだけやはり多くの方々の、どういう形で広がっていったのか、濃厚接触者の確認をするということで、ぜひその際にはぜひご協力をいただいて、どういう形でどういう接触があったのか。ちゃんと個人情報は守りますので、必要なことについては。ですから教えていただくと。これは感染症なんだという意識を皆さん持っていただいて、ご協力をいただきたいと思います。 それから先ほども、今日は800人を超える多くの感染者が分かりました。前から申し上げているように、新しくこの、自由診療というか自由検査の数字、これもその中に含まれております。きのうの段階だけで都外は自由検査も含めて71名が加わっておるということなど。よって、首都圏の知事との連携なども、クラスター情報なども共有するということで、共に感染を抑えていく、そのことにつながっていくのではないかと考えておりますし、また、きのうの段階、退院者も五百何十人、だから増えていくのと出る方もいるということで、そこは病床のインとアウトを調整する、その役目をしっかりと担いながら。とはいえ、かつかつになるとそこが両立ができなくなるので、今日は赤を付けていただいたこともきっかけとして、さらに加速して病床の確保につなげていきたい、そう考えております。以上です。 司会:それでは時間でございますので、これで終了とさせていただきます。ありがとうございました。 (完)【書き起こし】小池都知事が臨時会見12月17日