安倍首相に質問!みんなが聞きたい新型コロナ対応に答える生放送(全文2)辞めるって自分では言えない
追加支援も先手先手でお願いしたい
馬場:マイナンバーを活用するにはセキュリティー面も両輪で進めていかなければいけないという部分もあるかと思いますが、やはり早く有用に活用されることを願います。 山中先生の身近なところでも、こうした給付の問題、悩みを抱えていらっしゃる方いらっしゃいますか。 山中:いや、もう飲食店の方とか、もう本当にお気の毒で、できるだけそういうところでテイクアウトをしたりはしていますが、普段の収入に比べると本当にわずかだと思いますので、ぜひいろんな経済的な支援をお願いしたいと思っています。 これは、今の緊急事態宣言というのは、ダッシュをしてるような感じなんですが、あと何週間かダッシュ続くと思いますが、それで終わるわけではなくて、そのあとも持久走のようにかなり、今よりはペースは落とすことができると思いますが、かなり長期間の対策が必要になると思いますので、今は10万円でなんとか乗り切れても、そのあとの長期戦というのは乗り切れない方がたくさんおられると思いますから、ぜひ追加の支援というものも先手先手でお願いしたいと思っております。
学生・学校への支援策は?
馬場:本当に、1日、睡眠もままならないというふうに悩んでいる方も多いですね。スピード感が、総理、特に大切な問題かと思います。よろしくお願いいたします。 では、続きまして2つ目の質問です。大学生・短大生・高等専門学校生・専門学校生への経済的な支援と、それらの学生が在籍する大学・短大・高等専門学校・専門学校自体への支援策、どの程度の規模でお考えでしょうか。
授業料未納の学生も引き続き在籍可能に
安倍:大変、学生の皆さん、大変だと思います。4月に入学して授業が何もないのに授業料を払わなければいけない、そういう声も大変伺いました。そこで、われわれ、各大学にお願いをいたしまして、授業料の納付について、延納あるいは減免についてお願いをさせていただきました。そして、そうしたことを実行していただいた学校に対しましては、国として支援をしていくということを決めているところでありますが、ほぼ100%の大学において先月末に授業料未納の学生の皆さんも引き続き在籍が可能ということになっていますので、どうかご安心をいただきたいと思います。 そしてまた、ただ、もちろん、アルバイト等もできぬようになってしまったでしょうし、また、ご両親の経済的な事情も大きな変化が出てこられると思います。この4月から高等教育の無償化がスタートしました。5400億円の予算でスタートしたところなんですが、その中で給付型の奨学金という制度が始まりました。これを今回のコロナウイルスという事情で大きく経済状況が変わった皆さんも利用できることになります。1年間91万円の給付がいくわけでありまして、ぜひこれも活用していただきたいと思います。 もちろん、アルバイトにおいても雇用調整助成金の対象にはなるわけでありますが、実際なかなか難しいという声も聞いてますが、そうしたものもぜひ活用もしていただきたいと思ってます。その上において、アルバイトで学費を稼ぎながら生活を支えている学生の皆さんもたくさんおられると思います。なかなか家にも頼ることができない。でも、今申し上げたいろんな制度ももちろん活用していただきたい。しかし、その中でも大変なんだろうと思いますので、今後そういう支援について、具体的な支援の仕方、さらなる支援の仕方を早急に検討して、速やかに追加的な対策を講じていきたいと思っています。 馬場:もちろん、いろいろなたくさんの課題を抱えていらっしゃるので一概には言えないと思うんですが、いつごろを目標とされてますか、現時点では。 安倍:現時点では、今、与党とも相談してるんですが、なるべく早く対策を今月中に当然練っていきたいと思ってます。 馬場:われわれ、新聞で、待ってた、ということが、でも1カ月先なのかというところで、気持ちがくじかれてしまう方が少なくない。