安倍首相に質問!みんなが聞きたい新型コロナ対応に答える生放送(全文2)辞めるって自分では言えない
重症者治療への診療報酬を倍増
安部:山中先生が言われたように、海外、欧米のような状況ではもちろんありませんが、ただ、実際、医療現場、本当に過酷で、今この瞬間も命を守るために、医師、看護師、看護助手、あるいは医療従事者の皆さん本当に頑張っていただいておりますし、大変厳しい状況にあるのは事実であります。 確かにその中で、医療防護具が不足しているではないかという、そういう切実な声ももちろん私どもに届いております。ほとんどわれわれ、中国、海外に依存をしていたということもありまして、その中で国が中心になって確保しまして、3月に国が買い上げて、都道府県経由で配っております。4月中に7000万枚を超える医療用サージカルマスクを提供させていただいておりますが、ただ、都道府県において多少の目詰まりもございますので、ウェブを利用しまして、医療機関に直接国からお届けするということも始めました。とにかく非常に困難な状況にあるところに1日でも早く必要な医療防護具をお届けしたいと思っています。 また、その中で今までそういうものを作っていなかった国のさまざまな製造業の皆さんに今ご協力をいただいていることも感謝申し上げたいと思いますし、これを教訓として、こうした、やはりいざという時に必要なものは国内で確保できるという体制を今後つくっていきたいと思いますし、また、医療現場の皆さん本当に大変でありますから、さらなる確保のために全力を挙げていきたいと思います。 また、今、山中先生からご指摘があった処遇の改善、確かにそのとおりだと思います。重症者治療への診療報酬について倍増するということをさせていただいて、改善努力をしておりますが、われわれも皆さんのこの貢献にさらに応えていきたいと思っています。 馬場:なかなか緊急事態宣言が本来発令されている中ですと、政府が確保していち早く届けられるはずだし、そのための努力をされていると思うんですが、新しくシステムも。いつから始められたんですか、ネットでという。 安部:それは先月からですね。今まで先ほど申し上げましたように、7000万枚を超えるサージカルマスクをお届けしているはずなんですが、一番、その現場に届いていないというところがありますので、そうであるならば、そういう医療現場に直接ウェブを使って国に言ってきていただいて、そこに国が直接届けるという仕組みも別途つくって、今、お届けをしているということなんです。