人の名前がすぐ出てこない人必見…【集中力アップ!「脳活」の効果的な方法4選】|美ST
【(1)適切な栄養を摂取する】 食事をきちんと摂取して脳が必要とする栄養を補いましょう。 脳の活動にはブドウ糖(グルコース)が不可欠です。ブドウ糖は炭水化物を構成する「単糖」の一種であり、脳がエネルギー源として利用できる唯一 の物質。脳は1日に約100g のブドウ糖を必要としており、ブドウ糖が不足すると集中力や判断力が低下してしまいます。 ブドウ糖の過剰摂取は肥満に繋がるため要注意ですが、脳へのエネルギー補給のためにも日頃から適量の炭水化物を摂取するようにしましょう。集中力が落ちているときはブドウ糖不足による低血糖状態になっている可能性があり、その場合には干しぶどうやバナナ、プルーンなどブドウ糖を豊富に含む食品を摂取することをおすすめします。 また、ブドウ糖からエネルギーを生み出すにはビタミンB1が不可欠であるため、ビタミンB1の豊富な豚肉やナッツなどを日頃の食事に取り入れるのもおすすめです。 【(2)運動をする】 脳を活性化させるには、軽めの有酸素運動が効果的。ウォーキングやヨガ、ストレッチなどの有酸素運動を行うと、脳や全身の血行が改善して、血液中に含まれる栄養や酸素を各組織に送り届けることができます。そのため脳の働きが良くなって集中力や判断力の向上に繋がるのです。 脳を活性化するには激しい運動を行う必要はありません。散歩などのちょっとした運動でも良いので継続的に運動を行うと脳に刺激を与えることができます。 また運動にはストレス発散効果があり、心身のリラックスや睡眠の質の改善などにも効果的。リラックスや睡眠も脳の活性化に不可欠な要素。ぜひ運動を習慣化しましょう。
【(3)新しいことに挑戦する】 読書や音楽鑑賞といった趣味の活動を行うと、脳の活性化に繋がります。普段から行っている趣味に加えて、新しいことに挑戦するのもおすすめです。 これまで気になっていたのに試せなかった習い事を始めてみたり、行ったことのないカフェに行ってみたり、普段と違う色やデザインの服を着てみたり。英会話やパズル、アロマセラピーなどどのようなものでもいいので、自分の興味のあるものに挑戦してみるとよいでしょう。 ちょっとしたチャレンジをして、心をワクワクさせてみましょう。楽しさや喜びは、脳を健やかに保つ上で欠かせない感情です。 【(4)しっかり睡眠を取る】 睡眠には、脳の働きを高める役割があります。眠っている間に記憶が整理・保持されるので、記憶力を高めるために良質な睡眠を取りましょう。さらに睡眠によって起きている間に溜め込んだ疲労物質が取り除かれるため、睡眠不足だと疲れが抜けずに集中力が低下してしまいます。 質の良い睡眠を取るためには、就寝前はスマホやタブレットなどのブルーライトを浴びないようにする、日中は運動をして体を適度に疲れさせる、毎日同じ時間に寝起きして睡眠のリズムを整えるなどの工夫が効果的です。
教えてくれたのは…「あんしん漢方」薬剤師 碇純子さん 薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)。神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。 編集/根橋明日美